自然療法とは?自然療法士のなり方や家庭でできる療法も紹介

最近「自然療法」という言葉をよく聞きませんか?自然療法は西洋医学や薬ではフォローしきれない症状に有効であるとして、統合医療を重要視する医療従事者などから注目を集めています。
今回は自然療法の概要や種類、自然療法士のなり方を解説します。家庭でできる療法も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

自然療法とは

自然療法とは、メスを入れたり薬を使用したりせず、自然にあるものを用いて病気の予防・治療や健康維持を図るアプローチ方法です。自然療法の多くは古代から伝わる伝統的医療であり、人間が本来持つ「自然治癒力」を促して回復に導くという共通点があります。

日本では、紀元前から病気の治療やリラクゼーションの手段として「温泉療法」が用いられていますね。このように、自然療法には世界各地で地域特有のアプローチ方法が存在します。

一方で近代の主流は西洋医学であり、患者から疾患の原因を物理的に取り除いて治療することが主な特徴です。自然療法は、近代医学(西洋医学)を補ったり代替案になったりすることから代替・補完医療のひとつとして考えられています。

自然治癒力とは

自然治癒力とは、もともと人間に備わっている能力であり、人間が体内で保っているバランスが崩れたときに本来のバランスに戻すはたらきのことです。

例えば、熱が出てもしっかりと栄養と睡眠をとることで普段の体温に戻ったり、すり傷ができても気づいたら治っていたりしますよね。

このように、人間には自身の力で病と戦い、治す能力が本来備わっており、そういった能力を自然治癒力と呼びます。

自然療法の種類・施術内容

自然療法には、栄養療法や運動療法、心理療法、瞑想、鍼灸など多くの種類があり、それぞれアプローチ方法が異なります。自然療法施術者は、患者の症状や特徴に応じ、複数の療法を組み合わせて治療を施すこともあります。

今回は、近年話題になっている療法や代表的な療法である以下の3つを紹介します。

  • アロマテラピー
  • ハーブ療法
  • マッサージ

アロマテラピー(メディカルアロマ)

アロマテラピーは、精油を用いて心身のバランスを整え不調を緩和する自然療法です。フランスやベルギーなどヨーロッパを中心に発展し、現代ではメディカルアロマとも呼ばれています。

精油とは植物から抽出した天然の芳香物質です。精油の成分は薬理作用があることが認められており、鼻や肌から体内に取り込むことで脳や細胞に直接アプローチし、人間が本来持つ自然治癒力を高めます。

現代では医療・介護業界で導入が進んでいたり、リラクゼーションを提供する施設で用いられたりするほか、家でも手軽に実践できるケア方法として注目されています。

アロマテラピーのしくみ・楽しみ方やメディカルアロマについて知りたい方は、以下の記事にてそれぞれ詳しくまとめているので併せてご覧ください。

▶︎アロマテラピー(アロマ)とは?基本から初心者におすすめの楽しみ方までご紹介
▶︎メディカルアロマとはなに?

ハーブ療法(メディカルハーブ)

そもそもハーブとは、人間の暮らしに役立つ香草や薬草全般を指す言葉であり、数多くの種類が存在します。料理の香り付けやスパイス、粉薬、軟膏に使われるなど活用方法もさまざまです。

ハーブ療法では、ハーブのなかでも薬理効果の期待できる薬草を用いて、病気の治療や健康増進を図ります。薬物とは異なって副作用がなく、ゆるやかに全身に作用するのが特徴です。

代表的なアプローチ方法にはハーブティーやアロマテラピーなどが挙げられます。
▶︎メディカルハーブとメディカルアロマは何が違う?

マッサージ

マッサージとは、摩擦や指圧などさまざまな手技を用いて筋肉や血管、神経などに働きかけることで、身体の不調の緩和やリラクゼーション効果、健康増進などを図る施術です。身体のコリがほぐれたり、血行・新陳代謝が促されて疲労回復につながったりします。

マッサージをおこなうには、あん摩マッサージ指圧師と呼ばれる国家資格の取得が必要です。マッサージと似たような施術には、全身のリンパの流れを促進させるリンパドレナージュや、手や足にある反射帯を刺激しリラクゼーションを促すリフレクソロジーなどがあります。
▶︎リンパドレナージュとは?効果や資格、マッサージなど似ている施術との違いを解説
▶︎メディカルアロマとリフレクソロジーについて

自然療法施術者のなり方

自然療法は、日本では民間療法の範囲で扱われていますが、国によっては医療として認められており、自然療法を施術する「自然療法士」や「自然療法医」の資格が設けられています。

自然療法施術者を目指す方法について、海外と日本で比較して紹介します。

海外の場合

アメリカやドイツ、オーストラリアなど一部の国では、自然療法士・自然療法医になるための国家資格を設けています。そのため自然療法施術者になるには、国家資格を取得して免許を交付されなければいけません。

資格を取得するには、指定の養成施設で3〜4年(国や施設によって年数が異なる)の専門的な教育過程を修了し、国家試験に合格する必要があります。

日本の場合

日本では、自然療法士・自然療法医に関する国家資格認定・制度が確立されていません。しかし、あん摩指圧師や鍼灸師など、扱う療法によっては国家資格が設けられているものもあります。

国家資格のないアロマテラピーやハーブ療法などに関しては、資格を保有していなくても目指すことができます。ただし、自然療法の施術には専門的な知識を要するため多くの場合は民間資格が設けられており、資格取得を通して必要なスキルを習得してプロとしての活躍を目指します。

アロマテラピーを学びたい方は下記を参考にしてください。
▶︎アロマテラピーの資格について|初心者が取得を目指すべき資格は?
▶︎アロママッサージの資格取得を通じて得られるメリットを紹介

自宅でできる自然療法

自然療法には健康や美容の維持・増進、病気の予防のほか、高いリラクゼーション効果が期待できるものが多いです。自宅で簡単に実践できるものもあるので、日々のケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

自宅でできる自然療法には以下が挙げられます。

  • 朝の瞑想
  • ジョギング
  • ハーブティー
  • アロマテラピー
  • 簡単なマッサージ
  • ヨガ
  • ピラティス など

まとめ

今回は、代替・補完医療として近年注目されている自然療法についてまとめました。ストレス社会といわれる現代において、心身のリラクゼーションにも役立つ自然療法は多くの人を健康に導く手段のひとつです。

自宅で実践しやすい療法もあるので、正しい知識を得て自分や家族、周りの人々の健康維持や豊かな生活に役立ててみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール PERFUME 代表

    【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

    【書籍】
    「アロマテラピー丸わかり便利帖」メイツ出版 監修

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  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール
    PERFUME 代表

  • 【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

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