ティートゥリー精油の抗ウイルス作用について【新型コロナ対策】

ティートゥリーとは

ティートゥリーは、オーストラリアの湿原に生息しているフトモモ科の小高木です。
木の高さは7mほどで、小さい白い花を咲かせます。

オーストラリアの先住民のアボリジニがカヌー等の材料にしていた他、古くから傷や火傷、皮膚に使う薬として使用していました。

ティートゥリーは、アロマのなかでメジャーな精油の１つとして知られていますが、実際にその働きが注目されたのは、第一次世界大戦の後です。

第二次世界大戦時には、傷を治癒するためにフランス軍の救急キットに入れられたほど。
また、精油としては珍しく「原液」で使っても問題ない場合があることが特徴です。

ただし、原液をそのまま使う場合には、本当に「ティートゥリー」の精油として販売されているのか確認する必要もあります。

必ず、パッケージやラベルに、学名の「Melaleuca alternifoila」と書かれているかどうか見ましょう。

学名のMelaleucaから始まる植物は、200種類以上あります。
お店によっては、ラベルに「ティートゥリー」と書かれていても、「Melaleuca alternifoila」でない場合もあるので、学名の確認は必ずしてくださいね。

ティートゥリーの特徴について

ティートゥリーの精油を使う場合、特徴についても知っておくことが大切です。
ここでは、使う前に最低限知っておくべき特徴をまとめてみました。

• 猫を飼っている家庭でティートゥリーを使うのは危険
• 品質が保証されていれば原液で使うことができる（ただし体質、使用する部位に限りがある）
• 薬品のような香りは他の精油とブレンドすると優しい香りに変わる

特に、猫がいる家庭でのティートゥリーの使用は避けましょう。
実際に、ティートゥリーのアロマが原因で猫の健康に被害が及んだと思われる例が多数報告されており、中毒症状を起こす危険性があると言われています。

ティートゥリーの正しい推定効能を実感するためにも、これらの特徴を理解した上で正しい知識を持って使用するようにしましょう。

ティートゥリーの効能推定

さて、続いてはティートゥリーの推定効能について解説していきます。

主な効能推定としてあげられるのは、優れた抗菌・殺菌・抗真菌です。
現代医学でもティートゥリーの殺菌作用は様々な微生物に対して有効であると言われており、人に対する臨床試験でもその効果を認められているほど。

抗感染作用も期待できるので、感染症の再発予防や免疫力を高めることにも役立ちます。
具体的には、風邪やインフルエンザ、気管支炎、さらにはカンジダ症などの様々な感染症に対してになります。

さらに、皮膚への推定効能も報告されています。
例えば、細菌性や真菌性の皮膚炎などにも効果的とされており、ニキビ、イボや水虫などのあらゆる皮膚トラブルにも使用することが可能です。

また、心への効能としては、不安を和らげる効果や、疲れやストレスで落ち込んでいる時に嗅ぐことで、すっきりとリフレッシュできる効果が期待できます。

新型コロナウイルスに期待できる対策効果

いかがでしたか。

今回の記事では、優れた抗菌・殺菌・抗真菌作用を推定効能として持っているティートゥリー精油を紹介しました。

ティートゥリーが新型コロナウイルスの対策に有効であるという医学的根拠はないものの、対策として期待できるはたらきが多くあることがわかったのではないでしょうか。

また、新型コロナウイルスの感染予防対策の基本は、これまで私たちが行っていたインフルエンザなどの予防対策が含まれます。

さらに不安を和らげる効果は、毎日の新型コロナウイルスの報道や、仕事へのストレスなどを抱えている方にもおすすめできる効能と言えますね。

今回紹介した抗感染作用が期待できるティートゥリー精油を使っての対策も、合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

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