日常生活の中で、頭痛に悩まされたり筋肉痛に見舞われたりすることってありますよね。
そのようなとき、どのように対処していますか?
痛みが和らぐまで自然に任せる、服薬に頼るなどさまざまな方法が考えられますが、実はアロマの中には鎮痛に役立つものがあるんですよ。
ここでは、鎮痛に使えるアロマやシーン別のおすすめアロマについてご紹介していきます。
アロマには痛みを和らげる効果がある?
アロマに使われる精油(エッセンシャルオイル)の中でも植物から抽出された100%天然成分のものには、香りや成分そのものに鎮痛作用を持つものがあります。
このような精油は、香りを嗅ぐだけでも嗅覚からの刺激が神経に伝わり、痛みを防いでくれるといわれているんですよ。
実際に医療・介護の分野でもアロマが用いられている
鎮痛作用のあるアロマは、医療・介護の現場でもメディカル・アロマテラピーとして取り入れられているケースがみられます。
とくに強い痛みを伴うがんの終末医療の分野では代替医療としてアロマテラピーが活用されており、がんの緩和ケア外来や病棟、訪問看護などで取り入れられているようです。
通常がんの痛みは薬によってコントロールしますが、薬を長く使っていると耐性がついてしまうため薬の量を増やしていかなければなりません。
また、がんの終末期には50~60%程度しか痛みを除けなくなってしまうというデータもあります。
そこで役立つのが、アロマテラピーです。
アロマテラピーそのものには薬のように強い鎮痛作用はありませんが、がんの痛みをある程度緩和できるんですよ。
耐性がつくこともなく、精油の香りによってリラックス効果やトリートメント中の手のぬくもりから不安などを和らげる効果も期待できます。
最近では、西洋医学とアロマテラピーをあわせた統合医療を取り入れている現場も見られるようになっています。※1
鎮痛作用がある代表的な精油の種類を紹介
鎮痛作用のある精油にはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的な3つをご紹介しましょう。
実際に自宅でできるアロマテラピーも、痛みのシーン別でご紹介していきます。
ラベンダー
アロマに限らずルームフレグランスやサシェなどでも親しまれているラベンダー。
フローラルで老若男女問わず好かれやすい香りが特徴です。
芳香成分の酢酸リナリルが含まれており、精神を安定させ、鎮痛や傷の鎮静に役立ちます。
ほかにも、ストレスからくる頭痛や運動後の筋肉痛、女性のお悩みの1つでもある生理痛にもおすすめです。
ローズマリー
料理でも馴染みのあるローズマリー。
フレッシュで爽快感があり、ハーブ調の強めの香りが特徴です。
さまざまなシーンに使えるローズマリーは血行促進作用もあり、筋肉のコリをほぐしてくれたり、冷えを解消してくれたりします。
筋肉痛や肩こりにお悩みの方はチェックしたい精油です。
カモミール・ローマン
カモミールと聞くと、カモミールティーをイメージする方もいるでしょう。
ハーブティーとして使われているカモミールの多くはカモミール・ジャーマンと呼ばれるもので、カモミール・ローマンとは別物です。
カモミール・ローマンはフルーティーでリンゴを思わせる甘い香りが特徴。
筋肉を緩める作用に優れているため、筋肉痛や肩こりはもちろん、関節の痛みや腰痛など幅広い痛みに役立ちます。
リウマチなど筋肉系の鎮痛にとくにおすすめの精油です。
【シーン別】痛みを和らげるのにおすすめのアロマテラピー
実際に痛みに困ったときには、どのようにアロマを使えばよいのでしょうか。
ここではシーン別におすすめのアロマテラピーの方法をご紹介していきます。
頭痛・生理痛・筋肉痛とどれも身近なシーンを取り上げています。
簡単取り入れられる方法なので、ぜひ痛みに困った際に実践してみてくださいね。
急な頭痛はアロマオイルですっきり
仕事などで長時間同じ姿勢を保っていたりすると頭痛に見舞われることがあります。
このような頭痛やストレスから起こる頭痛には、アロマを試してみましょう。
<ホットタオル、アロマバス>
頭痛のもととなる首や頭の周辺の筋肉のコリをほぐすと頭痛が和らぎます。
アロマを使ったホットタオルやアロマバスは簡単なので今晩にでも試せますよ。
精油は、先ほど紹介したラベンダーがフローラルな香りで鎮痛効果もあるのでおすすめです。
・材料
精油(ラベンダー) 1~2滴
・方法
ホットタオルは、精油を入れたお湯にタオルを浸して絞ったものを首や肩などに当てるだけ。
アロマバスの場合は、精油をバスソルトや植物性オイルに混ぜてから湯船に入れましょう。
ホットタオルや湯船でゆっくり温めることで、筋肉のコリがほぐれて頭痛も解消されていきます。
<オイルマッサージ>
爽やかな香りを持つペパーミントを使うと、頭痛が軽減したという研究結果もあります。
ペパーミントに含まれるメントール成分が頭や腸の鎮痛に役立つといわれています。
手軽にペパーミントを取り入れるならガムを噛むのも良いですが、痛みのもとに直接アプローチするオイルマッサージもおすすめです。
・材料
精油(ペパーミント) 5滴
キャリアオイル(ココナッツオイルやホホバオイルなど) 20ml
・方法
キャリアオイルに精油を加え、首や肩などに塗り込むようにマッサージしましょう。
<ブレンドレシピ>
精油は複数の種類をブレンドして使うこともできます。
頭痛の際におすすめのブレンドレシピは次のようなものがあります。
いずれもキャリアオイル(ホホバオイルやココナッツオイルなど)20mlに加えて使うようにしてくださいね。
ラベンダー2滴:ローズマリー1滴:ペパーミント2滴
ラベンダー2滴:カモミール・ローマン2滴:ベルガモット1滴
辛い生理中こそアロマバスでリラックス
女性の中には、毎月の生理が辛いという方も少なくないでしょう。
生理中にもラベンダーやカモミール・ローマン、ゼラニウムなどの精油が鎮痛に役立ちます。
香り高いラベンダーやフルーティーなカモミール・ローマンはアロマの香りだけでも癒されそうですよね。
ゼラニウムも甘めのミントベースにほのかなローズを感じられ、女性に好まれやすい香りが特徴です。
ラベンダーやカモミール・ローマンには鎮痛作用などがあるとお伝えしましたが、ゼラニウムも痛みを和らげる働きを持っています。
ホルモンバランスを調整する作用もあるため、生理前や生理中のイライラにもおすすめですよ。
生理中には入浴を控える方もいると思いますが、全身を温めて心身ともにリラックスできる入浴は生理痛に良いんですよ。
<アロマバス>
普通に入浴するだけでなく、精油を加えたアロマバスはよりリラックスできるのでおすすめです。
・材料
精油(ラベンダーやカモミール・ローマンなど) 2~3 滴
・方法
湯船に精油を加え、よくかき混ぜてから入浴しましょう。
精油と大さじ2杯ほどの天然塩を混ぜたアロマバスソルトを入れると、塩の保湿作用でより身体をあたためることができますよ。
<ブレンドレシピ>
生理痛でも、複数の精油をブレンドして使う方法もあります。
生理痛の際におすすめのブレンドレシピは次のようなものがあります。
いずれもキャリアオイル(ホホバオイルやココナッツオイルなど)20mlに加えて使うようにしてくださいね。
ラベンダー2滴:カモミール・ローマン2滴:マジョラム1滴
ゼラニウム2滴:クラリセージ2滴:ローズ1滴
筋肉痛はアロマトリートメントでケア
筋肉痛の多くは数日経てば解消されますが、少しでも早く痛みから解放されたいと思うこともありますよね。
このようなときには、筋肉のコリなどによいとされるローズマリーなどの精油を使ったアロマトリートメントを試してみましょう。
<アロマトリートメント>
アロマトリートメントは、キャリアオイルに鎮痛効果のある精油を混ぜてアロマオイルを作ればすぐにできますよ。
・材料
精油(ローズマリー) 6滴ほど
キャリアオイル(ココナッツオイルやホホバオイルなど) 30ml
・方法
キャリアオイルに精油を加え、アロマオイルを作りましょう。
1~5の順に手のひらでオイルを浸透させるように撫でていってください。
- 首から肩先
- うなじから肩甲骨
- 肩甲骨から脇の下(腕をあげて行ってください)
- 鎖骨の骨の下側に沿い、胸側から肩先
- 鎖骨の肩あたりから脇の下(腕をあげて行ってください)
<ブレンドレシピ>
筋肉痛でも、複数の精油をブレンドして使う方法もあります。
筋肉痛や肩こりの際におすすめのブレンドレシピは次のようなものがあります。
いずれもキャリアオイル(ホホバオイルやココナッツオイルなど)20mlに加えて使うようにしてくださいね。
ローズマリー2滴:マジョラム2滴:ペパーミント1滴
サイプレス2滴:ジュニパー2滴:ローズマリー1滴
薬に頼らない、体にやさしいセルフケアを身につけよう♪
アロマを使えば、薬に頼ることなくさまざまな痛みを緩和したり取り除いたりできます。
人間は、アロマテラピーのように自然の力を借りることで本来の力を引き出すことができるんですよ。
病院に行くことなく自然由来のものでセルフケアできるのは嬉しいですよね。
アロマ専門スクール『パルファム』では、アロマを使ったさまざまなセルフケア方法を学ぶことができます。
今回ご紹介したような痛みのケアだけでなく、ボディケアやメンタルケアなどさまざまなシーンでの活用方法を身につけられます。
無料体験会も行っていますので、一度覗きにきてみませんか?
無料アロマ体験
- 日時
- 本日から3日後以降の下記時間帯
10:00~11:30、12:00~13:30、14:00~15:30 - 持ち物
- 手ぶらでお気軽にお越しください
- 費用
- 無料
- 内容
-
- ヒアリング
- アロマ講座
- アロマグッズ作成
- カウンセリング
- 場所
- 〒160-0004
東京都新宿区四谷4丁目32−4 四谷4丁目32番4号ビル 4階
https://maps.app.goo.gl/CBbVWQGg5Jr5v5jP6
「アロマやスクールの雰囲気を体験したい」
「アロマには興味があるけど、まだ具体的な目標はない」など、疑問や不安があったらまずはパルファムへお気軽にお越しください。皆さんの疑問や不安をすっきりさせます。
約90分程度でアロマやハーブの体験、講座内容や受講システムなども詳しく解説!