アロマの心理学って?学ぶためのポイント

心理学のイメージ

アロマと心理学は実は深く結びついています。

アロマの精油は日本では雑貨扱いですが、アロマテラピー発祥の地ヨーロッパでは、精油は薬と同等に扱われ、体への効能はもちろん、心への効果も科学的な根拠に基づいて実証されています。

こちらではアロマの心理学を学ぶためのポイントをいくつか紹介しています。

アロマの心理学とは

ハートのイメージアロマの精油の香りを嗅ぐとほっとした気持ちになったり、気持ちがリフレッシュしたりした経験をお持ちの方も多くいらっしゃることでしょう。

たとえばラベンダーの香りをかぐと「落ち着く」「癒される」「リラックスする」と感じたという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

ラベンダーはアロマテラピーでもよく使用される精油の一つで、昔から治療や防虫効果があるとされ広く生活に使われてきました。

ラベンダーの語源となるlavareはラテン語で「洗う」という意味を持っています。
古代ローマ人は浴槽に入れて沐浴し、傷を癒していたと言われていることからです。
昔から消毒効果のほかにも癇癪にも効果があるとされてきました。

ドイツの哲学者・思想家であるルドルフ・シュタイナーは、ラベンダーを物質体、エーテル体、アストラル体の三つを安定させると評価し、精神や心理学的な不調を改善する効果があると提唱しています。

ラベンダーの精油には、怒りや不安をやわらげるとともに心の疲弊を回復させ、精神を浄化し、中枢神経系のバランスを中庸に保ち、躁鬱状態のバランスを整えてくれる働きがあるといわれているのです。

このようにアロマの精油それぞれに、身体と心に働く効果が期待されています。

現代ではストレスを抱えている人も多く存在します。
アロマの心理学を学ぶと、精油の心に対する科学的根拠や作用を学ぶことができます。

アロマの心理学で出来ること

アロマのイメージアロマの心理学を学ぶと、アロマの専門知識がより深くなる以外にも心にポジティブな影響を与えてくれるメリットがあります。

アロマの心理学で具体的にできることを紹介します。

自分と向き合える

アロマの心理学を学ぶと自分の身体や心の状態を見つめ、自分の今の状態に合わせた精油をチョイスできるようになります。

アロマの心理学を学ぶことで「この香りが好き」「何となく癒される」という感覚的な癒し効果よりも、状況に合わせて的確な精油を選ぶことができるので、薬理効果が期待できます。

例えば「イライラする」という自分の心の状態に対して、体のどの部分がどう感じているのか、イライラする原因は何なのか、自問自答して自分自身を見つめなおします。

イライラの原因が生理的なものであれば、女性ホルモン様の働きをするものを、また肉体的な疲労であれば疲労回復効果のあるものを、ストレスが原因なら興奮しすぎた神経を落ち着かせる作用を持つものを自分自身で選ぶことができます。

自分の身体や心の状態を俯瞰的に見つめなおすことで、自分自身と向き合えるのがアロマ心理学の特徴といえるでしょう。

自分らしく生きようと思える

アロマの心理学を実践的に生活に取り入れることで、自分らしく生きようと思えるようになります。

精油の持つ薬理効果が心身のバランスを保つ働きをしてくれるので、いつでもフラットな心理状態に立ち返りやすくなるからです。

アロマの素晴らしさに気づける

実際にアロマの心理学を実践すると、自分自身の身体や心のバランスが整っていることを実感できるようになります。

「いままであきらめていたことに挑戦してみたい」「落ち着いて行動できるようになった」など、よりアロマの素晴らしさを実感できるようになります。

心のバランスを整えることは身体を健康に保つのにも重要です。
アロマの心理学をヘルスケアに取り入れることで、心身共に健康に過ごすのに役立ちます。

アロマの心理学を学ぶのにおすすめな人

カウンセリングのイメージアロマの心理学はどのようなシーンで活用できるのでしょうか。
アロマの心理学を学ぶのに最適な人についても解説していきます。

アロマサロンで働きたいと思っている人

アロマサロンに訪れるお客様は「癒してほしい」いう方が多くいらっしゃいます。

毎日のストレスや疲労からリラックスやリフレッシュを目的に施術を希望されることが多いもの。

アロマサロンで働く際には、体のどの部分に不調を感じるのかカウンセリングし、その人の今の心理状態やストレスの根幹にある原因を探ることが大切です。

例えば緊張し続けている人の場合には、肩や首、腰のこわばり以外にも、心がリラックスするアロマオイルをブレンドしたトリートメントを、不安に感じていることがある人には気持ちを持ち上げてくれる精油をおすすめしたりします。

トリートメントの施術と精油の薬理作用との相乗効果が生まれ、お客様にも実感してもらえます。

アロマの心理学を学ぶことで、お客様により的確な施術や提案をおこなえるようになりますね。

アロマサロンを開業したいと思っている人

アロマの資格を活かしてサロンを開業したいという方こそ、アロマの心理学を学ぶ必要性を感じるシーンが多いのではないでしょうか。

サロンに来たお客様への施術に加え、サロン内の空間にお客様の心理状態に合わせた精油を焚くことで、サロンがお客様にとって「ホーム」である雰囲気を演出することができます。

またホームケアの提案を行う際にも、身体と心に効果のある精油をお客様に合わせて選んで提案することができます。

さらにサロンでスクールや講座を開講したいときにも、アロマの心理学を使った講座を開講することができるので、活動の幅が広がります。

心理学を学びたいならメディカルアロマがおすすめ

精油の心理学効果やプロフェッショナルな資格取得を目指し、より深いアロマの心理学を学びたいという方は、メディカルアロマを学んでみませんか?

メディカルアロマでは、心に作用するアロマを専門的に学べます。

アロマスクールパルファムではメディカルアロマが学べる協会の認定講座を受講できるのでおすすめです。

まとめ

アロマの心理学はメディカルアロマで専門的に学ぶことで、ご自身の心身の健康のためや、サロンで仕事に活かせるのでより実践的に活用できますね。

自分のことをもっと知りたい人も、人生を前向きに自分らしく歩んでいきたいという方も、アロマスクールパルファムで一緒に学びを深めてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール PERFUME 代表

    【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

    【書籍】
    「アロマテラピー丸わかり便利帖」メイツ出版 監修

この記事の監修者

  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール
    PERFUME 代表

  • 【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

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