アロマセラピストとしてお店を開業して成功へと導いていくためには、資格やスキル、集客術、立地、リピーター対策等のポイントを全てしっかりと抑えることが重要です。
今回はこれらのアロマセラピストとして開業して成功させる方法について詳しくご紹介していきます。
アロマセラピストが行う主なサービス内容とは
アロマセラピストは、お客さんの身体をトリートメントすることはもちろんほかにも仕事が多岐にわたります。
ここでは、顧客を獲得する上でも必要となる以下の2つのサービス内容を紹介していきます。
- アロママッサージ
- アロマのブレンド
アロママッサージ
アロマセラピストがサロンでトリートメント施術を行う時には、さまざまなメニューを考えておく必要があります。
トリートメントを行う前に、お客さんの状態を把握するために、しっかりとコンサルテーションをして、メニューを決める必要があるからです。
主に、以下のようなトリートメントメニューを施術します。
- ボディ(全身)のトリートメント
- フェイストリートメント
- フットマッサージ(ひざ下、足裏、足全体)
- ハンドマッサージ
- リンパドレナージュ
- ヘッドマッサージ
アロマのブレンド
アロマのブレンドとは、その言葉の通りお客さんのニーズに対応するためにアロマオイルをブレンドしていくことです。
お客さんのニーズや状態に合わせて、自宅で使えるアロマトリートメントオイルのブレンドのコンサルティングを行うこともあります。
他にも、病院や介護施設、他業種の店舗などから、アロマの精油の香りについて相談を受けることもあります。
その際には、その空間や利用者に合わせたアロマオイルのブレンドのコンサルティングを行うこともあるので、アロマに関しての知識は幅広く知っておく必要があります。
アロマセラピストとして開業するための準備
アロマセラピストとしてサロンなどを開業するためには、次のような準備が必要になります。
開業までにかかる期間を把握する
アロマセラピストとしてサロンを開業したい場合、ある程度期間がかかる場合があります。
例えば資金面です。
このとき、自宅で開業するからそんなに必要ないだろうと考えるのはリスクがあります。
たとえ自宅であっても、より良いサービスを提供するために多少の改装工事が必要になることもありますし、サービスに使うアロマは消耗品なので最初に準備しておかなくてはなりません。
資金面で問題がなくとも、希望の物件を探すのに時間がかかってしまうこともあります。
また、新たに資格を取る場合には学ぶ期間も含めて考えるようにしなくてはなりません。
やはり、アロマセラピストとしてサロンを開業するつもりで考えているのであれば、ある程度時間に余裕を持って計画を立てておくべきでしょう。
持っておくべき資格
アロマセラピストは国家資格ではありませんが、やはりサロンを開業するためには、確かな技術と知識を有していることを認知してもらうために必要不可欠といえます。
ここでは、セラピストとして開業するためにおすすめな資格を協会ごとに紹介します。
- AEAJ
- アロマテラピー検定1級
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
- アロマセラピスト
- JAA
- アロマコーディネーター
- NARD
- アロマ・アドバイザー
- アロマ・セラピスト
各協会では確かな知識や技術を習得するために、段階的な資格取得やカリキュラムを設けています。
認定校で学習することで、資格取得までのサポートや受験要件を満たすことができます。
開業を成功させるための流れ
さて、ではここからは開業を成功させるために知っておくべき流れについて解説していきます。
主な流れは以下になります。
- 技術を取得
- 経営・集客の知識を身につける
- 開業資金を貯める
- 開業する場所を決める
- 開業の手続きを行う
一つずつ詳しくみていきます。
技術を取得
前述している通り、アロマセラピストになるためには、アロマの専門的な知識や技術が必要になります。
そのために、まずはアロマの資格を取得できる認定校に通い、段階的にアロマの知識やトリートメント技術を身に着けていくことが大切です。
最終的にはアロマセラピストの資格取得をすることでより確かな知識や技術を知ること以外にも、第三者に対して有資格者であることを認識してもらえるようになります。
経営・集客の知識を身につける
アロマセラピストとして開業を成功させるためには技術や資格の他に、経営や集客の知識というものも重要になってきます。
「スキルは十分なはずなのに人が集まらない」という点で頭を抱えている方が多いので、自分はそうならないようセミナーやテキストを活用して事前に集客方法を学んでおくことが大切です。
開業資金を貯める
アロマセラピストの開業スタイルには、自宅をサロンとして開業する方法と、店舗を借りて開業する方法が存在します。
どちらのスタイルにしても安定したレールに乗るまでにはある程度の時間をかける必要がありますので、開業後に余裕を持てるよう半年〜1年分程度の運転資金を貯めておくことが望ましいです。
開業に必要な費用としては自宅サロンでも店舗サロンでも以下のような費用が必要になります。
- 家賃
- 人件費
- 宣伝広告費
- 研修費
- 業務で使う消耗品
開業する場所を決める
開業に必要な資金の目処が立ったところで、今度は店舗の開業場所をどこにするか選んでいきます。
中でも駅近くや大通り、競合店の少ない場所というのは人が多く、集客率アップへと繋げやすいです。
反対に人通りの少ない通りや競合店の多い場所は集客をしづらいので、できるだけ避けた方が良いでしょう。
店舗の立地は今後の集客に大きく影響するため、予め多くの場所に足を運んで適切な開業場所を見極めることが大切です。
テナント
立地を選ぶ際の判断材料として、「人の密集しやすい場所」という点が挙げられます。
中でも特に都心や駅前、食堂、レストラン、喫茶店などのテナントは、沢山の人間が経由地点として立ち寄りやすい場所なので、今後の集客に繋げやすくなるでしょう。
また、ビルなどのテナントで開業しようと考えている人は事前に周辺の様子を観察して、人々の言動や他店の提供しているサービスなどを押さえておくと良いでしょう。
住宅地の自宅を改装
自宅のアットホームな空間を開業場所にするというのも1つの選択肢と言えます。
自宅サロンのメリットとしては、開業に必要な資金を抑えられるという点や、固定費を抑えられることから利益を上げやすい点、自身のライフスタイルに合わせて仕事ができる点、アットホームな空間でお客さんとの関係を築きやすい点が挙げられます。
魅力的な要素が多い自宅サロンですが、ブランドイメージを築くのが難しかったり、大々的な広告が打ちづらいというようなデメリットもありますので、自宅で開業する場合は予め万全な対策を練っておいた方が良いでしょう。
開業の手続きを行う
アロマセラピストとして開業するためには、店舗でも自宅でも同様に幾つかの手続きを踏んでいく必要があります。
開業の際に必要な提出書類としては以下の通りです。
- 開業届
- 開業を始める本人が事業開始から1ヶ月以内の間に管轄の税務署に出す届
- 施設所開設届
- 施設開設届はマッサージを行う場合に提出する必要がある届
- 給与支払事務所等の開設届出書
- 従業員を雇う場合に管轄の税務署へ提出を行わなければいけない届
- 青色の確定申告
- 確定申告を青色にすることで家族に手伝ってもらった時に節税効果が得られる
このように開業をするにあたって提出しなければならない書類や申告が幾つかありますので、事前にしっかりと把握しておくことが大切です。
アロマオイルの購入は専門店がおすすめ
アロマセラピストとして開業する時には、アロマオイルをどこで購入したらよいか迷うこともあるでしょう。
お客さんの身体に触れるものだからこそ、アロマオイルは専門店で購入するようにしましょう。
品質が保証されているアロマオイルには「成分表」が添付や開示されています。
生産地域や含有されている成分が明確なもの、保存期間が明記されているものなど、安心安全に使えるものを選ぶことが大切です。
開業後の集客について
手続きを無事に終えて開業を始めたら、今度は集客を増やすために自身のお店を多くの方に知ってもらう必要があります。
しかし、いきなり多くの方にお店を知ってもらうというのは難しいので、一人でも多くの方に知ってもらえるようチラシやポスターのポスティングを地道に行ない、知名度や信用度を高めていくことが重要です。
また、自身のお店のホームページを作成したり、SNSなどで情報発信をするというのも非常に効果的です。
集客率アップに繋げることのできる集客方法としては以下のようなものがあります。
- メルマガ
- ブログ
- ポータルサイト
- SEO
- 検索連動型広告
- SNS(Instagram,Twitter,Facebook,YouTube等)
- ディスプレイ広告
- テレビ・ラジオ
- 雑誌・新聞
- チラシ 等
リピーター対策
集客率アップに繋がる要因として、リピート率が主に挙げられます。
リピート率とは、お店に繰り返し購入や来店してくれるお客さんがどれ位なのかを表す指標のことです。
このリピート率というのは店の売り上げを維持するための大部分を占める非常に重要な要素となります。
お客さんが来店してくれるのはとても嬉しいことですが、そこで満足するのではなく、それ以降、定期的に来店させることが重要なポイントです。
しかし急に固定客を作るというのは難しいので、一度目の来店から少しずつ心を掴んでいき、お客さんを飽きさせないようサービスの段階を地道に上げていくことがリピート率増加に繋がる重要なポイントとなります。
具体的なリピーター対策としては、お客さんのニーズに合わせて品揃えやサービスを提供すること、会員限定のキャンペーンで訴求等があります。リピーター増加を実現するためにも、日頃から人気の売れ筋やお客さんの年代、傾向を掴んでおくことが大切です。
新たに技術を習得しメニューを増やす
アロマセラピストとして開業すると、新たなメニューを増やしたいということもあります。
知識や技術を新たに身に着けたい時には、専門的な知識が身につくスクールに通うのが近道です。
自己流の学習よりも効率よく技術が学べるのが専門的なスクールの特徴です。
開業してから、もっと上級資格を取りたいという時にも、相談に乗ってくれる専門スクールで学ぶことでより自分自身を高め、ひいては顧客サービスの拡充にもつながります。
まとめ
開業にかかる費用や届出はもちろん、お店の立地やリピート率というのは後々の集客率に関わる重要なポイントで、本人の知識や腕前はお客さんを満足させるために欠かせないポイントと言えます。
また、余裕が生まれた時には競合店を観察して、人気の売れ筋やお客さんの傾向がどのようなものなのかを定期的に掴んでおくことが大切です。
競合店を観察する中で、他には無い独自の発想が思い浮かんだ際は、積極的に取り入れて差別化を図っていくと良いでしょう。
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