アロマディフューザーとは?種類や使い方、お手入れ方法などを紹介

アロマディフューザーを使ってみようと思っても、種類が多くてどれにしたらいいかわからない方も多いと思います。この記事では、アロマディフューザーの種類やそれぞれの使い方、お手入れ方法を紹介しています。どんな人におすすめなディフューザーなのかなども解説しているので、アロマディフューザーを初めて買う方はぜひ参考にしてください。

アロマディフューザーとは

アロマディフューザーとは、精油(エッセンシャルオイル)やフレグランスオイルといったアロマオイルの芳香を空気中に拡散させ、香りを楽しむためのアイテムです。アロマディフューザーを使うことで、アロマの香りを効率よく空間に広げることができます。
アロマディフューザーには種類がいくつかあるため、居住環境やライフスタイルなどに応じて使いやすいものを選ぶのがおすすめです。

アロマディフューザーの種類

アロマディフューザーは、主に「気化式」「加熱式」「超音波式」「噴射式」の4種類に分かれます。それぞれの特徴や該当アイテムは以下のとおりです。

特徴 該当アイテム
気化式 アロマオイルの原液を自然に蒸発させ、芳香を空気中に拡散する
  • アロマストーン
  • リードディフューザー
  • ファン式アロマディフューザー
加熱式 アロマオイルの原液を加熱して蒸発させることで、芳香を空気中に拡散する
  • アロマポット
  • アロマランプ
超音波式 水にアロマオイルの原液を数滴垂らし、超音波でミスト化して芳香を空気中に拡散する
  • 超音波式アロマディフューザー
噴射式 水や火を使わずにアロマオイルの原液をミスト化し、噴射したり吹きかけたりして芳香を空気中に拡散する
  • アロマドロップ式
  • ネブライザー式ディフューザー

それぞれのアイテムの使い方やメリット・デメリット、お手入れ方法、おすすめな人を見ていきましょう。

アロマストーンについて


アロマストーンとは、アロマオイルを染み込ませて芳香を楽しむ置き石のことです。

アロマストーンの使い方

アロマストーンにアロマオイルの原液を数滴垂らし、自然と芳香が空気中に広がるのを待ちます。香りの拡散が弱いため、狭い空間での使用がおすすめです。また、風通しのいい場所に置くと効率よく芳香を拡散させることができます。

アロマストーンのメリット・デメリット

アロマストーンのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 火や電気を使わないため安全性が高い
  • リーズナブルなものが多い
  • 小さいので場所を取らない
  • お手入れはほぼ不要
  • 芳香の拡散力が弱い
  • 商品によってはアロマオイルの消費が激しい
  • 香りをブレンドできない
  • 色染みができやすい

アロマストーンのお手入れ方法

基本的にアロマストーンは消耗品であり、お手入れをする必要がありません。
なかには水洗いできるものもあります。その場合は定期的にアロマストーンを水で洗って乾燥させることで、長く利用することができます。

アロマストーンがおすすめな人

アロマストーンは安価なものが多く、ランニングコストもかからないため、お手軽にアロマを楽しみたい方におすすめです。基本的にお手入れが不要なため、アロマディフューザー初心者の方でも楽しみやすいでしょう。
ただ、広範囲の空間には不向きなため、寝室の枕元やトイレ、洗面所、玄関など、限定的な使い方がおすすめです。

リードディフューザーについて


リードディフューザーとは、アロマオイルの入った容器にリードやスティックと呼ばれる棒状のものを差し、芳香を楽しむディフューザーです。

リードディフューザーの使い方

ガラス瓶などの容器にアロマオイルをたっぷり入れ、リードを差して芳香が広がるのを待ちます。
リードがアロマオイルを吸い上げて香りを拡散させる仕組みのため、リードの本数を増減させることで香りの拡散力を調節することができます。

リードディフューザーのメリット・デメリット

リードディフューザーのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 火や電気を使わないため安全性が高い
  • リーズナブルなものが多い
  • あまり場所を取らない
  • お手入れはほぼ不要
  • リードにホコリがつきやすい
  • アロマオイルがこぼれる可能性がある
  • 置く場所によって香りの拡散力が変わる

リードディフューザーのお手入れ方法

基本的にリードディフューザーは消耗品であり、お手入れをする必要がありません。容器はきれいに洗えば再利用できますが、リードはオイルが染み込んでいるため使い捨てることがほとんどです。

リードディフューザーがおすすめな人

リードディフューザーは比較的安価に手に入れることができ、ランニングコストもかからないため、気軽にアロマを楽しみたい方におすすめです。また、基本的にお手入れが不要なため、アロマディフューザー初心者の方も使いやすいアイテムです。
インテリアとしても人気が高いため、おしゃれな部屋づくりをしている方も取り入れやすいでしょう。

ファン式アロマディフューザーについて


ファン式アロマディフューザーとは、アロマオイルの原液を染み込ませたフェルトパッドに、内蔵の小型ファンで風を当て芳香を拡散させるアイテムです。

ファン式アロマディフューザーの使い方

フェルトパッドやフィルターなど、所定の場所にアロマオイルの原液を数滴垂らし、電源を入れて送風させ芳香が広がるのを待ちます。

ファン式アロマディフューザーのメリット・デメリット

ファン式アロマディフューザーのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 火や電気を使わないため安全性が高い
  • 効率的に芳香を拡散できる
  • エアコンなどの風に香りの広がりを左右されない
  • 駆動音が少ない
  • 電気代がかかる
  • 定期的にパッドの交換が必要
  • 物によっては香りの拡散力や持続性が弱い

ファン式アロマディフューザーのお手入れ方法

ファン式アロマディフューザーは定期的なお手入れが必要です。電源を切り、水や少量の中性洗剤などを染み込ませたタオルでディフューザーを拭き、乾いたタオルで乾拭きします。
また、パッドやフィルターは定期的に交換します。電池式タイプのものは、電池の交換も必要です。

ファン式アロマディフューザーがおすすめな人

ファン式アロマディフューザーは、効率よく芳香を拡散させたい方や、アロマオイル本来の香りを楽しみたい方におすすめです。ランニングコストはかかりますが、安全性が高くお手入れの簡単なアイテムなので、アロマディフューザー初心者の方にもおすすめです。

アロマポット/アロマランプについて


アロマポット・アロマランプとは、火や電気の熱を使って、水と数滴のアロマオイルの原液が入った受け皿を下から温めて芳香を拡散させるアイテムです。

キャンドルなど火を用いる場合はアロマポット、白熱電球など電気を用いる場合はアロマランプと呼ばれます。

アロマポット/アロマランプの使い方

上部のトレイに水と数滴のアロマオイルを入れます。アロマポットの場合はキャンドルに火をつけ、アロマランプの場合はスイッチを入れ、トレイを温めて香りが広がるのを待ちます。

アロマポット/アロマランプのメリット・デメリット

アロマポット・アロマランプのメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 拡散力がある
  • 炎や光によるリラックス効果が期待できる
  • 物によってはリーズナブル
  • アロマランプは空焚きの心配がない
  • ろうそく代や電気代がかかる
  • アロマポットは空焚きで受け皿を破損させる恐れがある
  • 受け皿のお手入れが必要

アロマポット/アロマランプのお手入れ方法

アロマポットとアロマランプは、使用後に受け皿を洗い、乾燥させる必要があります。受け皿を取り外せないタイプのものは、水で濡らしたタオルで拭き、その後乾拭きして水分を吸い取ります。

アロマポット/アロマランプがおすすめな人

アロマポットとアロマランプは、炎のゆらぎや電気の明かりによるリラックス効果を得たい方や、落ち着いた空間でアロマを楽しみたい方におすすめです。
ただし、アロマポットは火を使うため、就寝時の使用や小さなお子様やペットのいる環境での使用はおすすめできません。

超音波式アロマディフューザーについて


超音波式アロマディフューザーとは、数滴のアロマオイルの原液と水を超音波でミスト化し、空間に広げるディフューザーのことです。

超音波式アロマディフューザーの使い方

ディフューザーの内部にあるタンクに規定量の水を入れ、アロマオイルの原液を数滴垂らします。スイッチを入れ、空間に香りが広がるのを待ちます。

超音波式アロマディフューザーのメリット・デメリット

超音波式アロマディフューザーのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 物によって拡散力がある
  • 比較的安全性が高い
  • リーズナブルなものが多い
  • 電気代がかかる
  • こまめな手入れが必要

超音波式アロマディフューザーのお手入れ方法

超音波式アロマディフューザーは定期的なお手入れが必要です。電源を切ってから水またはぬるま湯をタンクにすすぎ、ブラシを使って内部の汚れを落とします。乾いた布で内部を乾拭きし、しっかりと乾燥させます。

超音波式アロマディフューザーがおすすめな人

超音波式アロマディフューザーは、安全性に配慮したうえで、効率的に香りを拡散させたい方におすすめです。ランニングコストはかかりますが、電気代だけなので比較的安価に楽しむことができます。ただし、こまめにお手入れをしないとカビや雑菌を発生させてしまい、健康被害の恐れがあるので注意が必要です。

超音波式アロマディフューザーとアロマ加湿器との違いは?

超音波式アロマディフューザーはアロマ加湿器と似ていますが、用途が全く異なります。アロマ加湿器はあくまで加湿がメインのため、加湿の効力が高く、香りの拡散力は比較的弱いです。一方、超音波式アロマディフューザーは芳香を広げることが目的のため、ミストの放出量は比較的少なく、アロマ加湿器のような加湿力はありません。

アロマドロップ式/ネブライザー式について


アロマドロップ式・ネブライザー式のディフューザーとは、空気の圧力を使ってアロマオイルの原液をミスト状にし、空間に広げるアイテムです。アロマオイルを希釈したり加熱したりしないので、成分を壊すことなくアロマ本来の香りを楽しむことができます。

ガラスやアルミなどの容器に垂らしたアロマオイルをポンプで拡散させる方法をアロマドロップ式、アロマオイルをボトルのままセットして内蔵ポンプの空気圧で芳香を拡散させる方法をネブライザー式といいます。

アロマドロップ式/ネブライザー式の使い方

アロマドロップ式は、ディフューザーにセットされている容器にアロマオイルの原液を数滴垂らし、スイッチを押して香りが空間に広がるのを待ちます。
ネブライザー式の場合は、アロマオイルのボトルを既定の場所に装着してスイッチを押します。

アロマドロップ式/ネブライザー式のメリット・デメリット

アロマドロップ式/ネブライザー式のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 拡散力がある
  • 濃厚な香りが楽しめる
  • 比較的安全性が高い
  • カビや雑菌が繁殖する心配がない
  • 本体の価格が高い
  • ランニングコストがかかる
  • 駆動音が大きい
  • 香りの濃度を調節しにくい
  • ネブライザー式はオイルの消費が早い

アロマドロップ式/ネブライザー式のお手入れ方法

アロマドロップ式・ネブライザー式は、オイルを交換するときに無水エタノールをセットして運転するといったお手入れが必要です。運転終了後は、乾いたタオルで無水エタノールを拭き取りましょう。

アロマドロップ式/ネブライザー式がおすすめな人

アロマドロップ式・ネブライザー式は、アロマ本来の香りを楽しめるため、本格的なディフューザーを探している方におすすめです。香りの拡散力が強いため広い部屋での使用に向いています。
また、水を使わないためカビや雑菌が繁殖する心配がなく、こまめなお手入れが苦手な方にもおすすめです。

アロマディフューザーを使用するときのポイント

基本的に香りは上に向かって広がっていくので、アロマディフューザーは鼻より下の位置に設置すると香りを感じやすいです。また、香りは空気の流れに乗って広がるので、風通しのいい場所人の通る導線上に置くのもおすすめです。

アロマオイルの原液は刺激が強いため、使用時には注意が必要です。下記の記事を参考に扱いに気をつけましょう。
▶︎精油の取り扱いには注意が必要!アロマを楽しむために知っておくべきポイント

まとめ:アロマディフューザーで日々の暮らしに癒やしを

アロマディフューザーを使うことで、アロマの香りを効率的に空間へ広げることができます。日常的に使いたい方やリラックス時に使いたい方、使う場所や環境など、用途に合わせて最適なディフューザーを選んでみてください。

また、アロマは選ぶ香りによっても期待できるはたらきが異なるので、目的に応じた香り選びをすることもおすすめです。

下記記事では、人気の高いアロマの香りの特徴についてまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。
▶︎人気のアロマ30種類を紹介!香りの特徴や与える印象は?

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この記事の監修者

  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール PERFUME 代表

    【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

    【書籍】
    「アロマテラピー丸わかり便利帖」メイツ出版 監修

この記事の監修者

  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール
    PERFUME 代表

  • 【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

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