アロマオイルを使ってマッサージすることは、一般的に「アロママッサージ」と呼ばれています。サロンでプロの施術を受けることもできますが、やり方さえわかれば自分ですることもできます。
今回は、アロママッサージについての概要から、アロママッサージのやり方や注意点まで解説していきます。アロママッサージに興味のある方はぜひ参考にしてください。
アロママッサージ(オイルトリートメント)とは?
アロママッサージとは、アロマオイルを用いておこなうマッサージのことです。この場合のアロマオイルとは、植物から抽出される天然100%の芳香成分である「精油」を指します。
アロママッサージでは、アロマオイルを希釈させて作ったトリートメントオイルを肌に塗布し、肌を直接手でさすって血流を促したり筋肉をほぐしたりします。精油の芳香成分によるはたらきとマッサージによる相乗効果が期待でき、心身の疲労解消や血行改善が期待できます。
なお、医師やあん摩マッサージ指圧師以外がマッサージという表現を使用することは違法なため、アロマセラピストによる施術は「オイルトリートメント」や「アロマトリートメント」と呼ばれています。以下ではオイルトリートメントの記載で統一します。
普通のマッサージとの違い
アロマオイルを使用しない通常のマッサージは、手技による身体へのアプローチがメインであり、服の上から手で圧をかけたり揉んだりすることで、心身の疲労回復や血液・リンパ循環の改善などを図ります。
一方、オイルトリートメントはオイルを肌に塗り、圧をかけずに肌の上をさすって施術します。また、アロマオイルを用いることで身体だけでなく精神的な面にもアプローチしています。
リンパドレナージュとの違い
オイルトリートメントと似ている施術にリンパドレナージュがあります。
リンパドレナージュとは、手技でリンパ液の流れを活性化させて老廃物の排出を促す施術のことです。マッサージのように圧をかけず、手で肌や皮膚をさすって施術します。
リンパドレナージュの施術でアロマオイルを用いるケースもありますが、オイルトリートメントとは施術の目的が異なります。オイルトリートメントが心身のリラックスや癒やしの提供を目的にしているのに対し、リンパドレナージュはリンパの循環の促進を目的にしています。
下記記事ではリンパドレナージュについて詳しくまとめているので、気になる方はぜひご覧ください。
▶︎リンパドレナージュとは?効果や資格、マッサージなど似ている施術との違いを解説
アロママッサージ(オイルトリートメント)に期待できるはたらきは?
オイルトリートメントでは、アロマの芳香成分が自律神経やホルモンバランスの乱れにはたらきかけることや、手技で血流が促されることで、主に以下のようなはたらきが期待できます。
- 心身の疲労・ストレス緩和
- むくみ解消
- 冷え性の改善
- 不眠の改善
- 肌のターンオーバー促進 など
アロママッサージ(オイルトリートメント)は資格がなくてもできる?
オイルトリートメントは、アロマや手技に関する知識・技術があれば資格がなくても施術できます。ただし、資格の保有は一定以上のスキルがあることを証明できるため、サロンへの就職を考えている方は資格を取得しておくと就活で有利になりやすいでしょう。
セルフケアの場合は、オイルトリートメントの知識や方法を自分で調べておこなうことができます。トリートメント方法を知りたい方は後述の「アロママッサージ(オイルトリートメント)のやり方は?」を参考にしてください。
さらに知識を深めたい方は、資格取得を通して専門的な知識を学んでみることもおすすめです。
下記記事では、アロママッサージ(オイルトリートメント)の資格の種類や取得方法について解説しているので、気になる方はぜひ併せてご覧ください。
▶︎アロママッサージに資格は必要?資格取得の方法や費用など紹介
アロママッサージ(オイルトリートメント)のやり方は?
先述したように、オイルトリートメントはアロマの扱い方とトリートメント方法を知っていれば自分でおこなうことができます。
この章では、肩こりや顔のむくみにおすすめのオイルトリートメント方法をご紹介します。
用意するもの
トリートメントオイルは市販のものを使用することもできますが、精油を植物油(キャリアオイル)で希釈して自分で作ることもできます。
トリートメントオイルを自分で作る場合は、以下の物を用意しましょう。
- 精油
- 植物油(キャリアオイル)
- 遮光瓶(保存用の容器)
- ビーカー
- ガラス棒
ビーカーとガラス棒がない場合は、料理で使用する小さじスプーンと蓋付きの容器で代用できます。ビーカーの代わりに小さじスプーンで精油を計量し、蓋つき容器に精油とキャリアオイルを入れて思いきり振ることで、ガラス棒がなくても混ぜ合わせることが可能です。
使用する精油によって香りや芳香成分のはたらきが異なるので、自身の好みや体調面・精神面、トリートメントの目的などに合わせて精油を選ぶのがおすすめです。
下記記事では、アロマトリートメントの目的別におすすめの精油を紹介しているので、精油を選ぶ際はぜひ参考にしてください。
▶︎【目的別】アロマトリートメントに使われる精油の種類は?
肩こりや顔のむくみにおすすめのオイルトリートメント
肩こりや顔のむくみが気になる方におすすめのトリートメント方法をご紹介します。
トリートメントオイルを作る
首から鎖骨にかけてトリートメントオイルを肌になじませる
三本の指で耳下から鎖骨(体の中心側)に向かって流す
指先を使って鎖骨のくぼみをぐるぐるとほぐす
四本の指で鎖骨からフェイスラインに向けて引き上げる
握りこぶしをつくり、第二関節のあたりを使って首から肩のラインを優しく往復させる
四本の指で鎖骨下から脇にかけて流す
このトリートメント方法には、心身の緊張を和らげるラベンダー精油やクラリセージ精油、血流にはたらきかけるレモン精油などがおすすめです。
下記記事では、トリートメントオイルの作り方や足、顔、手のトリートメント方法についてまとめています。トリートメントオイルの詳しいレシピや、他の部位のトリートメント法を知りたい方は、ぜひ併せてご覧ください。
▶︎【部位別】オイルマッサージのやり方。セルフでも簡単にできる!
アロママッサージ(オイルトリートメント)における注意点
精油は、原液のままでは肌への刺激が強いため取り扱いに注意が必要です。
セルフでオイルトリートメントをおこなう際の注意点を3つ紹介します。
ケガをしている場合は使用を控える
皮膚に傷や疾患がある場合は、かゆみやかぶれといった肌トラブルを生じる可能性があるため使用を控えましょう。
トリートメント前の飲酒・喫煙は控える
オイルトリートメントをおこなう前に飲酒・喫煙するのは控えましょう。
オイルトリートメントは血行を促進させるはたらきがあるため、トリートメント前に飲酒をするとアルコールが回りやすくなり危険です。また、喫煙は嗅覚の機能を低下させるため、アロマの芳香成分によるはたらきを感じられにくくなります。
妊婦・お年寄り・子どもの使用は様子を見る
妊婦の場合は、体調面を考慮しながら無理のない程度に使用してください。不安な場合は医師に相談しましょう。
また、お年寄りや子供にとっても刺激が強いため、トリートメントオイルを作る際は精油の濃度を低くしましょう。なお、3歳未満の子供への使用は勧められていないため避けるのが無難です。
アロママッサージ(オイルトリートメント)で心身をケアしよう
アロママッサージ(オイルトリートメント)は、自分でトリートメント方法を調べたり必要なものを用意したりするだけで、簡単に実践することができます。
心身の疲労を感じている方やリラックスしたい方、体の血行を改善したい方などは、ぜひおうちでできるオイルトリートメントを試してみてください。
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