メディカルアロマはパニック障害に有効的?アロマセラピーの効果を解説

パニック障害はいつ発作が起こるか分からないため、気軽に電車に乗ることも難しく、非常に辛いですよね。

今、パニック障害の緩和に効果的であると注目されているのは、アロマ(精油)がもつ薬理作用を心身疾患の治療に活用するメディカルアロマです。

この記事では、パニック障害に対して期待できるメディカルアロマのはたらきや、パニック障害の方におすすめのアロマ(精油)をご紹介します。

パニック障害に対して期待できるメディカルアロマの効果

パニック障害の方がメディカルアロマを活用することで、扁桃体の過活動を抑制して自律神経を整える、海馬からポジティブな記憶を引き出すといったはたらきが期待できます。

また、メディカルアロマセラピーは即効性が高いのも特徴です。それぞれのはたらきについて詳しく解説していきます。

 

扁桃体の過活動を抑制し、自律神経を整える

私たちがものを見たり、聞いたりしたときに、それらの情報が命の危険に関わるかどうかを瞬時に評価するのが扁桃体(へんとうたい)です。刺激に対して不快であると判断すると、視床下部という場所からストレスホルモンが分泌されます。

それによって、血圧・心拍数の上昇や筋肉の緊張といった自律神経の反応が起こり、動悸や手足の震え、発汗、吐き気などの症状が現れるのです。

パニック障害の方は、この 扁桃体が活動し過ぎてしまうとされています。

アロマの香りは、床下部に直接はたらきかけて、自律神経を整え、副交感神経が優位になるように促します。そうすると筋肉の緊張がほぐれてリラックスできるため、呼吸が深くなるのです。

深い呼吸で体内に十分な酸素を取り込むことができると、扁桃体の過活動を抑えることができます。

 

海馬からポジティブな記憶を引き出す

アロマの香りは、脳の大脳辺縁系、視床下部、下垂体へ働きかけます。大脳辺縁系には記憶を司る海馬や感情を司る偏桃体があります。

パニック障害の方が不安を感じているとき、海馬ではパニック症状が起こったときのネガティブな記憶が呼び起こされてしまいます。

アロマの香りが海馬と偏桃体にはたらきかけることで、ポジティブな記憶を引き出しやすくなり、リラックスできるのです。

 

即効性が高い

視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感の中でも、嗅覚への刺激は一番早く脳に伝わるとされています。

視覚、触覚、聴覚、味覚から得た情報は、視床という部位に集められてから偏桃体に伝えられます。しかし、嗅覚だけは視床を経由せず、偏桃体にはたらきかけるため、不安や恐怖の感情に対しての即効性が期待できるのです。

 

パニック障害の方におすすめのアロマ5選

メディカルアロマセラピーで使用するアロマ(精油)は種類が豊富で、使う精油によってはたらきも様々です。パニック障害の方におすすめのアロマを5つご紹介します。

 

ラベンダー

ラベンダーの香りは、自律神経を整える効果が期待できるため、心を落ち着かせてストレスを和らげてくれます。興奮状態にあるときも、リラックス効果をもたらしてくれるでしょう。

また、不安や緊張で入眠ができないときに、精神を安定させて良質な入眠に誘うため、不眠症の方にもよく使われている精油です。パニック症状と不眠症を併発している方はぜひ試してみてください。

 

オレンジ(オレンジスイート)

鎮静効果に加えて適度な高揚効果もあるため、うつっぽくなって不安になったときに、明るい気分に導いてくれます。

また、緊張がほぐれることによって、リラックス効果が期待できます。

 

フランキンセンス(オリバナム・乳香)

フランキンセンスは、インドやオマーン、エチオピアといった熱帯地域に分布する常緑低木で、インドや中国では古くから瞑想するときに使われてきました。樹液が空気に触れると乳白色になるため、乳香とも呼ばれます。

フランキンセンスのスパイシーさがあるウッディな香りは、うつっぽい気分や不安、強迫観念、哀しみといったマイナスの感情を和らげるため、パニック障害の予防が期待できます。

 

ベルガモット

ベルガモットはさわやかな柑橘系の香りで、アールグレイ(紅茶)の香り付けに使われています。「天然の抗うつ剤」と呼ばれ、鎮静効果や適度な高揚効果を持ちます。

心身をリラックスさせ、ネガティブな感情をポジティブに変えるサポートをしてくれるので、パニック障害におすすめです。

 

ゼラニウム

ゼラニウムは、ローズっぽい華やかな香りに加えて、ミントっぽいハーブの香りが特徴です。

ゲラニオールやシトロネロール、リナロールといった鎮静効果が期待できる成分を含むため、パニック障害の症状に悩む方におすすめ。

また、自律神経やホルモン分泌のバランスを整える手助けをしてくれるため、精神的なストレスによって引き起こされる不調や女性特有の症状を軽減する精油としてよく使われています。

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まとめ

パニック障害に対して期待できるメディカルアロマの効果や、パニック症状の抑制をサポートしてくれるおすすめのアロマをご紹介しました。

メディカルアロマは即効性が高く、扁桃体の過活動を抑制して自律神経を整えたり、海馬からポジティブな記憶を引き出したりすることによって、パニック症状に対して有効的に作用します。

また、ラベンダーやオレンジ(オレンジスイート)、フランキンセンス(オリバナム・乳香)、ベルガモット、ゼラニウムなどの精油がパニック障害の症状緩和におすすめです。

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この記事の監修者

  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール PERFUME 代表

    【保有資格】
    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

    【書籍】
    「アロマテラピー丸わかり便利帖」メイツ出版 監修

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  • 松江Tomoko 朋子Matsue

  • アロマスクール
    PERFUME 代表

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    NARD認定アロマトレーナー / JAA認定アロマインストラクター / AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会歩人正会員 / NHAホリスティックハーブインストラクター / NHAハーバルフードオーガナイザー

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