ベルガモットとは、18世紀初頭にイタリアで栽培が始まった柑橘類の植物です。
いまでは世界中で愛されるフレーバーティー「アールグレイ」の香りとしてよく知られています。
ベルガモットの果実は、同じ柑橘類のレモンやオレンジとは違い、食用として使われていません。
主に紅茶の香り付けや精油・香水などの香料として使用され、人気を博しています。
今回はそんなベルガモットについて、特徴やはたらき、用途などを紹介していきます。
ベルガモットとは
ベルガモット(英:Bergamot、伊:Bergamotto、学名:Citrus × bergamia)は、ミカン科ミカン属の柑橘類です。
主な生産地はイタリアで、他にコートジボワールのサッサンドラ地方や南フランスでも栽培が行われています。
非常に苦味が強いため生食には向きません。
果実の果皮から精油を採取し、香料として使用します。
特徴
ベルガモットは、光沢のある細長い緑の葉をつけ、夏になると芳香のある白い花を咲かせます。
果実の表面は少しデコボコしており、形はレモンやライムに似てほぼ球形です。
最初は緑色の果実を実らせますが、熟すにつれて徐々に黄色〜橙色へと変化します。
香り
ベルガモットは、気品ある甘さと柑橘類の爽やかさが合わさったような、落ち着きのある甘くフレッシュな香りです。
ベルガモットの精油は、他の柑橘類の精油がd-リモネンを主成分としているのとは違い、「l-リナロール」と「l-酢酸リナリル」を主成分としています。
ただし柑橘類なのでリモネンもベルガモットの芳香成分の一つです。
リナロールは、ジャスミンやローズなどの香り高い花に多く含まれる芳香成分であり、穏やかでフローラルな香りです。
酢酸リナリルは、ラベンダーに多く含まれています。
柑橘類のベルガモットの香りに甘さがあるのは、リナロールと酢酸リナリルの芳香成分が含まれているからです。
ベルガモットは紅茶や香水に使われる?
果実の苦味が強いベルガモットは、生食用として使うことはなく、主に成熟直前の果皮から得られる精油を香料として利用します。
ベースとなる紅茶を香料などで香り付けするフレーバーティーや、香水の一種であるオーデコロンとしての利用が代表的で、他に化粧品やアロマの精油の香料としても使われています。
冒頭でも触れましたが、アールグレイの香り付けに使われる香料として有名です。
ベルガモットの香りのはたらき
先ほど解説したように、ベルガモットの芳香成分はリナロールと酢酸リナリルを主成分とし、柑橘類に欠かせないリモネンの成分も含んでいます。
リナロールと酢酸リナリルは、鎮静に役立つと言われている成分です。
これらの芳香成分を含むベルガモットのはたらきと用途を3つご紹介します。
リラックスに導く
ベルガモットの芳香成分には、鎮静のはたらきを持つリナロールと酢酸リナリルが含まれていることから、精神面での落ち込みやストレスといった「心のケア」に役立つと言われています。
気分を落ち着けたい時やリラックスしたい時におすすめの香りです。
安眠サポート
ベルガモットの心地よい香りは、神経系の緊張にはたらきかけ深い眠りに導いてくれます。
寝る前の芳香浴やアロマバスとしての利用がおすすめです。
抗菌
ベルガモットは抗菌作用を持っています。
ディフューザーなどで室内に香りを拡散したり、ニオイの気になるところにスプレーしたり、消臭・抗菌に役立てるのもおすすめの利用法です。
また抗ウイルス作用もあるため感染予防にもなります。
アロマオイルを使ったルームスプレーの作り方は下記記事にてご紹介しています。
簡単に作れるので是非試してみてください。
おすすめのベルガモット(精油)の使い方
ベルガモットを使ってリラックス空間をつくりたい方におすすめの使い方を3つご紹介します。
とくに寝る前の時間帯に行うと安眠へのサポートにもなるのでおすすめです。
精油を使う時の注意点として、必ず希釈(薄める)したものを使ってください。
また肌の弱い方は、低い濃度で希釈したものを肌の一部に試してから、全体に使用するようにしましょう。
芳香浴法
芳香浴法とは、精油を拡散させて香りを楽しむことで、心と身体のバランスを整える方法です。
ティッシュペーパーやハンカチに精油を1〜2滴垂らしてデスクや枕元に置いたり、アロマディフューザーなどの専用器具を用いたり、簡単に行うことができます。
沐浴法
沐浴法とは、5mlほどの無水エタノールと1〜5滴ほどの精油を混ぜたものをお湯に入れてよくかき混ぜ、全身(または一部)を浸ける方法です。
香りを楽しみながら入浴でき、心身ともにリラックスできる空間をつくります。
肌に刺激を感じた場合は直ちにお湯に浸けるのをやめ、お湯や水で洗い流してください。
トリートメント法
トリートメント法とは、精油をオイルで希釈して作ったトリートメントオイルを身体や顔に塗布する方法です。
具体的な方法としては植物性のオイルに、精油を1%以下(顔の場合は0.5%以下)の濃度になるよう混ぜてトリートメントオイルを作り、肌に塗布します。
ベルガモットの香りをアロマで楽しもう
アールグレイの香りとして知られているベルガモットは、精油の香料としても使用されています。
ベルガモットの精油は鎮静に役立つため、精神的にリラックスしたい時や安眠したい時の利用がおすすめ。
また抗菌作用もあるため、部屋の消臭・抗菌にも使ってみてください。
今回紹介した使用方法のように、アロマは手軽に楽しむことができます。
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