今、薬に頼らない代替・補完医療の一つとして、メディカルアロマテラピーが注目を集めています。
別名医療アロマとも呼ばれるメディカルアロマテラピーは、芳香植物から100%抽出した精油を使って、心身をケアする方法です。
この記事ではそんなメディカルアロマの介護現場での活躍を紹介!
介護施設や訪問看護サービスでの導入事例や、精油のもたらす効果・効能など、介護に従事している方がメディカルアロマについて学ぶメリットについて解説していきます
介護従事者がメディカルアロマを学ぶメリットとは?
メディカルアロマは、その本場であるフランスやベルギーでは、正式な医療行為として認められているほど、科学的な根拠(エビデンス)がしっかりしている代替・補完医療です。
日本の医療の現場でもその価値は認められつつあり、主に痛みやストレスの緩和ケアなどを目的に、さまざまな医療機関で導入が進んでいます。
こういった代替・補完医療の一つであるメディカルアロマの知識と技術を、看護師や介護従事者の方が身につけることには、以下のようなメリットがあります。
・患者さんや利用者のために、薬に頼らないケアが身につく
・自身のストレスケアや健康管理にも役立つ
・将来、昇進や転職に有利なスキルが身につく
・メディカルアロマセラピストとして独立、またはメディカルアロマを中心としたサービスを開業できる
実際に介護分野では、メディカルアロマを主軸とした訪問看護サービスなども誕生するなど、その需要は高まりを見せています。
メディカルアロマ専門スクール『パルファム』でも、「今の仕事にアロマの知識と技術を役立てたい」という理由で入学される医療・介護従事者の方は多いです。
卒業後、そのスキルを活かして転職したり、中にはメディカルアロマセラピストとして独立・開業される方もいらっしゃいます。
メディカルアロマは介護施設でどんな風に導入されている?
介護・福祉の現場では、薬に頼らないケア方法として、メディカルアロマテラピーを活用した介護施設や訪問看護サービスが増えてきています。
その活用方法としては主に、アロマトリートメントやクラフト講座などがあげられます。
アロマトリートメント
植物オイルに精油をブレンドしてマッサージを行うアロマトリートメントは、多くの介護サービスで導入され始めている、メディカルアロマを活用したケアの一つです。
アロマトリートメントには、むくみや痛み、しびれのケアや冷えの改善、メンタルケアなどの効果があります。
特にハンドマッサージやフットマッサージは、着衣のまま施術可能なのが魅力。
寝たきりの方の場合は、足浴マッサージなどでも柔軟に対応できるため、高齢者の方に喜んでいただける手軽なアロマケアとして、介護の現場で役立っています。
クラフト講座などのレクリエーション
メディカルアロマは、精油を使った石鹸やバスソルト作りなどのレクリエーションという形でも、介護や福祉の現場で導入されることがあります。
精油の香りによる心身のリラックス効果を得ながら、楽しくアロマクラフトグッズを作ることで、不足しがちなコミュニケーションを補うきっかけ作りが可能。
さらにクラフト作りでは頭や手先を動かすため、一種の運動療法としても効果が期待できます。
【参考URL】
日本統合医学協会-医療・福祉現場における導入事例
介護の仕事に活かせるメディカルアロマの効果
主に介護や福祉の現場では、メディカルアロマトリートメントやレクリエーションの導入といった形で、メディカルアロマの導入が進んでいます。
しかしそれ以外にも、精油はそれ自体にさまざまな効果・効能を持っており、以下のような形で介護現場に役立っています。
・ストレスの緩和
・メディカルアロマトリートメント
・認知症の予防
・睡眠の改善
・消臭・除菌効果
ストレスの緩和
医療の現場では主に、痛みやストレスの緩和ケアとして用いられているメディカルアロマテラピー。
そんなメディカルアロマは介護分野において、介護される側だけではなく、時には「介護うつ」と呼ばれるほどの悩みを抱えてしまう介護をする側にとっても、癒しの効果を発揮してくれる強い味方です。
特にアロマトリートメントは、肌に触れるタッチケアと精油の作用による相乗効果で、幸せホルモンの分泌を促進。
ストレスや不安を軽減する手軽なリラックス方法として、介護する人と介護される人の両方を支えてくれます。
認知症の予防
近年、メディカルアロマテラピーは認知症の予防・対策にもその有効性が認められはじめています。
実際に鳥取大学の研究では、アルツハイマー病の患者に対して約30日間のアロマ療法を実践したところ、認知機能の一部に改善がみられたという報告がありました。
認知症患者さんの症状の一つに、今が朝なのか夜なのか分からなくなるといった認知機能の低下があげられます。
そんな認知症の患者さんに対して、朝には交感神経を刺激する、ローズマリーやレモン。
そして夜には副交感神経を刺激し、心身にリラックス作用のあるラベンダーやオレンジの精油をディフューザーで散布することで、時間の認知が可能になったというのが、アロマ療法の研究結果です。
アルツハイマー病には脳の内嗅皮質や海馬が関係しており、そして『におい』もまた同じように、海馬のある大脳辺縁系へと直接伝えられます。
つまり、精油の香り成分が刺激となって、認知機能の改善に結びついている可能性があるということです。
睡眠の改善
高齢者の中には「眠れない」「眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまう」など、睡眠に悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。
そんな睡眠障害に対しても、精油の香り成分は効果を発揮。
例えば、ラベンダーの精油には鎮静効果や誘眠作用があります。
また、頭や背中の上部、首のオイルトリートメントも安眠対策として有効です。
消臭・除菌効果
メディカルアロマの知識と技術は、介護の現場の衛生管理にも役立ちます。
精油の中には抗菌や抗ウイルス、抗真菌作用などを持つものもあるため、感染予防や空気清浄の効果が科学的に認められています。
そのほか悪臭・消臭などへの効果もあるため、シーツやカーペット、おむつ交換時のにおい対策としても有効です。
NARD認定の資格を取得して、薬に頼らないケア技術を身につけよう
メディカルアロマを学ぶ一番のメリットは、薬に頼らないケア技術を身につけられることです。
高齢者になると服用する薬も増え、そのぶん体への負担や副作用の危険性も高まります。
その点メディカルアロマは、禁忌事項を守って適切な使用さえ心がければ、副作用はほとんどなく、安全に疾病の予防や治療、緩和ケアが可能です。
そのほか自然治癒力や免疫力を高める効果も期待できるため、まさしく高齢者の方のケアに最適。
介護従事者の方が、そんなメディカルアロマの知識と技術を身につけるためには、NARD認定資格の取得を目指すのがおすすめです。
NARDは3大アロマ協会の一つとして古くから存在する、メディカルアロマにもっとも権威のある協会のため、その認定資格を取得すれば、介護の現場に役立つ精油の知識や、アロマトリートメントの技術が身につきます。
NARDの認定資格を最短で取得したいなら、メディカルアロマ専門スクール『パルファム』で学ぶのがおすすめ。
薬剤師や鍼灸師、そして介護のスペシャリストなどさまざまな免許を持った講師陣が揃っているので、実践的なメディカルアロマの知識と技術を習得できます。
アロマの癒しの力を体感できる無料体験会の後には、今の仕事にメディカルアロマを活かすための方法や独立・開業など、個別でのアドバイスも承っていますので、どうぞお気軽にご参加ください。
無料アロマ体験
- 日時
- 本日から3日後以降の下記時間帯
10:00~11:30、12:00~13:30、14:00~15:30 - 持ち物
- 手ぶらでお気軽にお越しください
- 費用
- 無料
- 内容
-
- ヒアリング
- アロマ講座
- アロマグッズ作成
- カウンセリング
- 場所
- 〒160-0004
東京都新宿区四谷4丁目32−4 四谷4丁目32番4号ビル 4階
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