気分を落ち着かせたり、リラックスしたいときに重宝したりなど、さまざまなシーンで役立つアロマ。
そのときの状況にマッチしたアロマをチョイスすることで、気分や調子が整いやすくなります。
数あるアロマのなかでも今回は、ミルラにスポットをあててご紹介しましょう。
ミルラとはどのような香りで、どのようなシーンで役立つのかなど、詳しくご紹介します。
ミルラ(没薬)とは?
では早速、ミルラの歴史やその由来を詳しく解説していきます。
ミルラの歴史や由来
ミルラとは、和名で「没薬(もつやく)」と呼ばれるアロマの一種です。主にエチオピアやソマリアなどの地域に生息するカンラン科に分類される低木の常緑樹。
その歴史は古く、エジプトでミイラを作る際の防腐剤として使われていたともいわれる植物です。
そのため、ミイラにちなんで「ミルラ」と名づけられた説もあるのだとか。
そんなミルラの樹皮に切り込みを入れ、にじみ出た樹液を乾燥させて赤褐色となった樹脂をアロマに使用します。
ミルラには複数種類があるため、産地によって香りが微妙に異なる点も特徴のひとつです。
ミルラ精油の特徴
続いては、ミルラ精油の香りやフランキンセンスとの違いをご紹介します。
甘くスモーキーな香り
ミルラの香りは、ひと言で表せないほど複雑です。
スーっとした清涼感やまるでムスクのような濃厚な香り、甘さを感じるミルキーさや、お香のようなスモーキーさなど、複数の香りが感じられます。
その香りは、神秘的かつ異国情緒あふれる雰囲気で、大切な儀式の際にも使用されていた歴史もあるのだとか。
現代では、自宅でのリラックスタイムなどに使用する方をはじめ、ヨガや瞑想をする際にも活用される香りのひとつです。
フランキンセンスとの違い
イエスキリストの誕生物語でも登場するミルラとフランキンセンスは、香りもよく似ていることから混同されがちです。
それぞれの特徴として代表的な点は、樹脂を乾燥させた際赤くなるのがミルラ、白くなるのがフランキンセンスです。
また、ミルラのほうがムスク調の香りが強く、フランキンセンスのほうがウッディでマイルドな香りがします。
身も心も浄化する!ミルラ精油の3つのはたらき
古い歴史をもつミルラには、どのような働きが期待できるのかをチェックしていきましょう。
不安や緊張を和らげリラックス
ミルラは、すぎやヒノキなどにも含まれるα-ピネンと、柑橘系に含まれていることが多いリモネンを含んでいます。
これらの成分は、リラックスしたいときに役立つと考えられている成分。
そのため、ミルラには不安や緊張を和らげ、心を穏やかにする働きが期待できます。
呼吸器系や口内トラブルにも
ミルラは、抗炎症や殺菌作用といった働きが期待できるため、呼吸器系の不調にアプローチするといわれるアロマのひとつです。
ウィルスの侵入を防いだり、鼻や喉の不快感を軽減させたりするといった働きが期待できます。
また、抗炎症作用や殺菌作用が期待できることから、口腔ケアにもおすすめのアロマです。
歯磨き粉などのオーラルケア製品に含まれている場合もあります。
ミルラ精油の上手な楽しみ方と活用法
精神面や健康面をサポートする働きが期待できるミルラ。具体的な楽しみ方や活用方法をご紹介しましょう。
香りを楽しむなら:芳香浴やアロマバス
シンプルにミルラの香りを楽しみたい場合には、芳香浴やアロマバスがおすすめです。
芳香浴は、アロマディフューザーやアロマポットを使って、精油の香りを拡散させて楽しむ方法。
アロマバスは、ミルラ精油を無水エタノールに1〜5滴混ぜ、浴槽に入れて香りを楽しみます。
咳や喉の痛みには:吸入法
咳や喉の痛みを感じるときには、吸入法でミルラの香りを活用するのがおすすめです。
マグカップや洗面器などにお湯を入れ、ミルラ精油を1〜2滴たらしましょう。
その蒸気を鼻から吸い込むことで、咳や喉の痛みの症状緩和に役立ちます。
癒しのスキンケアタイム:手作りハンドクリーム
ミルラには、肌の活性化を促す働きがあるとされています。
そのため、ミルラ精油入りのハンドクリームを手作りして、ハンドマッサージをするのもおすすめです。
耐熱容器に、ミツロウ3gとホホバオイル15gを湯煎にかけて溶かし、仕上げにミルラ精油とカモミール・ローマン精油を各1滴ずつ入れることで、手作りハンドクリームが完成します。
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ミルラと相性のいい精油は?おすすめのブレンドレシピ
ミルラは、フランキンセンスと相性抜群です。
特に、元気を出したいときにぴったりな組み合わせで、どちらもスパイシーかつ、柑橘系のようなスッキリとした香りが感じられます。
気分を変えてさわやかさを感じたいときにはミルラにオレンジ・スイートを、リラックスしたいときにはゼラニウムとブレンドするのがおすすめです。
ミルラ精油を使用する際の注意点
ミルラ精油は粘度が高いため、固まりやすい特徴があります。
特に、気温が低い日や、湿気が少ない日にはより固まりやすいため、注意が必要です。
ミルラ精油の固まりやすい性質によって、ミルラ精油がボトルからなかなか出せない、アロマディフューザーなどの機械類のノズルが詰まるといったトラブルを引き起こすこともあります。
ボトルを手で温める、固まりにくい柑橘系の精油と混ぜて使用するなど、ひと工夫して活用してみてください。
まとめ:日常にアロマを取り入れてより豊かな生活を
ミルラとは、古くからさまざまな用途で活用されてきた歴史あるアロマのひとつで、精神面や健康面などに働きかけるとされています。
シンプルにアロマディフューザーで香りを楽しんだり、お風呂やハンドクリームなどに混ぜたりなど、思い思いの活用法を試してみてください。
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自分の目標にマッチしたコースをチョイスして、理想とするアロマのプロフェッショナルを目指しましょう。
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