アロマテラピーに活用する精油(エッセンシャルオイル)は、香りを楽しみながらリラックスできる効果を期待できますが、取り扱いに注意しなくてはなりません。
そこで今回は、精油の取り扱いに関する注意点をご紹介します。また、精油の保管方法や楽しみ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
精油を取り扱いする際の注意点
精油とは植物の香り成分を抽出したもので、花や果皮など大量の原料植物からほんのわずかしか採れないエッセンスです。
精油は鎮静作用や消化作用、ホルモン調節作用などさまざまな効能がありますが、その分人体に強く影響されることも。
ここでは精油を安全に楽しむために、取り扱いに関する注意点をまとめています。
肌に直接原液をつけない
精油を皮膚につける際は、原液ではなく希釈して使用するようにしてください。原液は刺激が強いため、肌が弱い方は赤みや発疹などが出てしまうこともあります。
万一精油の原液が皮膚についてしまったら、すぐに水でしっかり洗い流しましょう。もし皮膚に異常を感じた場合は、かかりつけの医師に相談してくださいね。
また、原液を希釈して肌につける場合でも、必ずパッチテストを行ってからにしましょう。精油を薄める割合は1%以下にするのが目安です。
飲用してはならない
ヨーロッパなど一部の国では医療行為として内服をおすすめしている場合もありますが、日本では精油を飲まないように売り場でも注意喚起しています。
理由として精油の中には毒性を持つものがあり、自己判断で飲むことは大変危険だからです。もし誤って服用してしまった場合は、すぐに口の中を大量の水ですすいでください。
精油を希釈したとしても、うがいや他の食品になどに混ぜて体内に入れないようにしましょう。
目に入れない
精油を直接目に入れることはないかと思いますが、精油が手についた状態でうっかり目を擦ってしまうことも考えられます。
目は皮膚よりも敏感な部分。目に入ることで充血したり腫れてしまったりする可能性があります。精油が目に入った際はすぐに大量の水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
特に精油に注意しなければならない方
精油は誰もが使用できるわけではありません。刺激の強いエッセンスだからこそ、使用しないほうが良い方もいます。
妊娠中のとき
妊娠に気づく前でも体調や嗜好が変わり、アロマの香りが急に不快に感じられることもあるでしょう。精油は妊婦に対して絶対の禁忌ではありませんが、気分が悪くなった場合は使用をすぐに中止してください。
低濃度の芳香浴程度なら問題ございませんが、妊娠初期の場合はつわりなどもあるので長時間使用しないのがおすすめ。
ただし、以下のような妊娠中に避けたほうが良い精油もあります。
妊娠中に避けたほうが良い精油 |
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レモングラス/レモンユーカリ/スパイクラベンダー/タイム/クローブ/ラベンダー・スーパー/アニス /セージ/ラバンジン/キャロットシード/バジル/フェンネル/ジャスミン/シナモンなど |
サフランやローズマリー、シナモンなどの一部のハーブやスパイスには子宮の収縮作用があるため、大量に摂取しないように気をつけましょう。
子供への使用は注意
なんでも興味を持つ小さなお子様は、うっかり精油に触ったり誤飲したりする可能性があります。そのため、必ず手の届かないところに精油ボトルを置くようにしましょう。
また、子供の力では開けられないように、しっかりキャップを閉めるようにしてください。万一誤飲してしまった場合は、すぐに医師に診てもらうようにしましょう。
てんかんの方
てんかんや高血圧などの基礎疾患があり、通院していたり治療を受けていたりする方は、以下の精油に気をつけてください。
てんかんの方が避けるべき精油 |
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ローズマリー/フェンネル・スイート/ユーカリ |
心配な方は一度医師に相談してから精油を使うと良いでしょう。
精油を保管する際の注意点
上記にも記載したように、小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、なおさら精油の保管に注意を払うようにしてください。
キャップをしっかり閉めて容器を立てて保管しましょう。夏場は高温多湿の場所を避けて、冷暗所に保存するようにしてください。
また、精油の保存期間は開封してから1年以内に使い切るのがおすすめです。特にグレープフルーツやレモンなどの柑橘系は、他の精油と比べて成分変化が起こりやすいと言われています。
柑橘系の精油を使用する際は、変な香りがしていないかチェックしてくださいね。
精油によっては注意する性質がある
精油によっては人体に強い影響を与えるものがあります。そのため、容易に精油を使うのではなく、事前に知識を持っておくことが大切です。
光毒性の精油
精油をつけた状態で紫外線を浴びると、「光毒性」という作用が働き、皮膚に炎症を起こすなどダメージを受けてしまいます。
光毒性のある精油を日中につけて外出しないように注意しましょう。光毒性に注意しなくてはならない精油は以下の通りです。
光毒性を持つ精油 |
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グレープフルーツ/ベルガモット/レモン/アンジェリカ・ルート |
この4種類を避ければ、日中に精油を肌につけて紫外線を浴びても問題ないとされています。
皮膚刺激の精油
精油の成分によっては、皮膚組織や末梢血管に強い刺激を与え、炎症やかゆみなどの症状が出る可能性があります。
これを「皮膚刺激」と呼んでいますが、主な精油は以下の通りです。
皮膚刺激の強い精油 |
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イランイラン/クローブ・バッド/シナモン・リーフ/ジャスミン/ティートリー/ブラックペッパー/タイム/ペパーミント/メリッサ/ユーカリなど |
特にクローブやシナモン、タイムなどは、皮膚用として不向きな精油です。
精油のおすすめの芳香浴をご紹介
ここまで精油の取り扱いの注意点を紹介しましたが、精油を正しく使用することでリラックス効果やストレス解消などにつながり快適に過ごせます。
ここでは精油を使った芳香浴の楽しみ方を紹介します。
ハンカチに数滴たらす
ハンカチに1〜2滴たらし、ポケットの中に入れておくだけで、常に好きな香りが楽しめます。また、ティッシュに精油を1滴たらして胸元に入れておくことで、体温が上がるとともに香りが立ちこめるのでおすすめ。
花粉症や鼻詰まりでつらいときは、ミントの精油を使ってすっきりさせるのも良いでしょう。
お風呂で使う
湯船に精油を入れる方もいらっしゃいますが、肌トラブルの危険性があるので避けましょう。お風呂場で使うときのおすすめ方法は、床に精油を数滴たらして通常通りシャワーを浴びることです。
シャワーを使うと浴室の温度が上がるとともにアロマの香りが引き立ち、良い香りに包まれます。ただし、床にたらした精油を踏まないように気をつけましょう。
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精油を正しく使用して効果・効能を感じよう
精油を使用する際の注意事項はいくつかありますが、それさえ押さえておけば楽しく活用できます。
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