香水でよく使われる表現の「〇〇ノート」。香水などの香りの世界では、香調(ノート)の種類を分けて表します。しかし、いまいち香調(ノート)についてよくわからない方も多いでしょう。
そこで本記事では、香調(ノート)の表現に関する解説や、あなたにおすすめの香調(ノート)をご紹介します。
香調(ノート)とは?
香調(ノート)とは、香水などの香りの種類をタイプ別に表すための分類です。ここでは香調(ノート)の基本的な情報をご紹介します。
香水の香りの種類を示す分類
香調(ノート)とは、香りの種類をタイプ別に分ける際に使用する言葉です。
例えば代表的な香水の香りとして、フローラルが挙げられますが、その中でも「シングルフローラル」「フローラルブーケ」「フローラルアルデハイド」に分類されます。
いくつかの香りがあり、自分がどのような香りが好きなのかを発見できますよ。
香りの経過の変化を表現する分類
画像引用:日本フレグランス協会
香調(ノート)は香りの種類を分類するだけではなく、時間の経過とともに香りの変化も「ノート」と表現することもあります。
時間経過による「ノート」は以下の3タイプあり、香りの特徴が変わります。
時間経過による ノートのタイプ |
特徴 | 平均時間 |
---|---|---|
トップノート | 香水などをつけた直後の香り | 約5〜10分 |
ミドルノート | 配合成分がバランス良く香る | 約30〜2時間 |
ベースノート | 時間とともに消えてゆく残り香 | 2時間以降 |
香水は揮発性が高いのですが、香水によって香りの変化はまちまちです。
香水を分類するノートは18種類
香りを分類するノートは18種類です。上記でも記載したトップノートに位置するのが、揮発性の高いシトラスノートです。
シトラスノートの後に以下の香りが続きます。
ニューフレッシュ/アロマティック/マリン/フローラル/アルデハイド/グリーン/フルーティー/スパイシー/ウッディ/フゼア/シプレ/レザー/グルマン/オリエンタル/アンバー/パウダリー/ムスキー |
香水の代表的な香り7種類をご紹介
ここでは香水の代表的な香りをご紹介します。
種類①フローラルノート
フローラルノートは上品で優しく華やかな香りが特徴です。フローラルの香りとは、その名の通り「花を思わせる香り」のこと。
フローラルノートは花の香料を使用したり、花をイメージして作ったりする香りで、女性に人気があります。
フローラルノートの代表的な香料は以下の通りです。
フローラルノートの代表的な香料 |
---|
ローズ/ジャスミン/ラベンダー/ミュゲなど |
フローラルノートは、シトラスノートやオリエンタルノートなどの香りと相性が良いと言われています。
種類②シトラスノート
シトラスノートは、フレッシュな柑橘系で若々しいイメージを想起させるのが特徴。爽やかな香りで、男女ともに好まれやすい香りです。
どのノートとも合わせやすいのですが、特に同じシトラスノート同士の相性は抜群。シトラスノートの代表的な香りは以下のようなものがあります。
シトラスノートの代表的な香料 |
---|
グレープフルーツ/オレンジ/レモン/ベルガモット/ライム/マンダリン/ゆずなど |
清潔感のある香りは気分を前向きにさせてくれ、リフレッシュできます。また、ダイエット中のイライラした気持ちを落ち着かせてくれる作用も期待できますよ。
種類③ウッディノート
ウッディノートは森林のような落ち着いた香りが特徴です。落ち着きがあり、どこか温かさを感じさせます。
ウッディノートと相性が良いのはシトラスノートやシプノートレ、スパイシーノートです。代表的な香りとして以下のようなものが挙げられます。
ウッディノートの代表的な香り |
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シダーウッド/サイプレス/サンダルウッド/ジュニパーベリー/パチュリ/ベチバーなど |
ウッディノートは奥深さがあり、大人の男性が好む香りです。
種類④フルーティーノート
フルーティーノートは、ジューシーでみずみずしい印象を与えられます。柑橘系以外のフルーツを思わせる甘めの香りが特徴です。
フルーティーノートは、フローラルノートやシトラスノート、オリエンタルノートなどと良く合います。代表的な香料は以下の通りです。
フルーティーノートの代表的な香料は |
---|
アップル/ピーチ/マンゴー/ペア(梨)など |
甘めの香りなので、香水が苦手な方でも親しみやすいでしょう。
種類⑤グリーンノート
グリーンノートは、青っぽくてみずみずしい香りが特徴です。植物の青葉を思い出させるような香りで、気分をリフレッシュさせてくれます。
代表的な香料は以下の通りです。
グリーンノートの代表的な香料 |
---|
ガルバナム/バイオレットリーフ/トリプラール(合成香料)など |
グリーンノートは、刈り取った草や葉、茎のみずみずしくアクティブな印象の香り。
種類⑥オリエンタルノート
オリエンタルノートは、エキゾチックな雰囲気や異国情緒を感じる官能的な香りが特徴です。スパイスや動物性香料のような独特の甘さや力強さがあります。
シトラスノートと相性が良く、合わせることで東洋的でミステリアスを感じさせる香りに。オリエンタルノートの代表的な香料は以下の通りです。
オリエンタルノートの代表的な香料 |
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ムスク/アンバー/カルダモン/ベンゾイン/ウード(沈香)/ベチバーなど |
それぞれ個性が強いので、自分でつけるのは難しいという方は、アロマなどで上手にフレグランスを楽しむのがおすすめです。
種類⑦スパイシーノート
スパイシーノートはオリエンタルノートと似ているところもありますが、こちらのほうがピリッとした辛みのある感じが特徴です。
原料は実際に香辛料や生薬として使われることが多いところがポイント。スパイシーノートの代表的な香料は以下のようなものがあります。
スパイシーノートの代表的な香料 |
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ブラックペッパー/コリアンダー/ナツメグ/カルダモン/ピンクペッパー/クローブ/シナモンなど |
個性の強い香りですが、意外に苦手と感じる方は少ないので、比較的挑戦しやすいと言えるでしょう。
あなたにおすすめの香調(ノート)は?
自分に合う香調がいまいちわからない方のために、目的別におすすめのノートをご紹介します。
友達と遊ぶときにおすすめ
友達や気の合う仲間と会うときは、シトラスノートやグリーンノートなど、万人受けしやすい香調がおすすめです。
メンズのみの場合はウッディノート、レディースのみの集まりならフルーティノートやフローラルノートといったように使い分けするのも良いでしょう。
デートするときにおすすめ
男性や女性とデート、または好きな人と会うことになったら、ほんのりと色気を感じさせる香調がおすすめ。
メンズの場合はウッディノートやグリーンノート。レディースの場合は万人受けしやすいフローラルノートやフルーティノートが良いでしょう。香りによって2人の距離が縮むかもしれませんよ。
ビジネスにおすすめ
ビジネスシーンで香調を利用する際は、個性的な香りを避けるのがベストです。爽やかな印象を与えられるシトラスノートやグリーンノートが無難と言えます。
あくまでもつけすぎはNGですが、ほんのり香る程度にすれば仕事ができる人だと思わせられるかも。
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まとめ:香調(ノート)で香りを楽しもう
香調(ノート)はたくさんの種類があり、奥が深いことがわかりました。自宅や外出先でも常に自分好みの香りが楽しめ、気分によって変えられます。
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