発達障害の子どもは不安やストレスを抱えやすく、非常にセンシティブ。
感情や行動をコントロールするのが苦手で、常に不安と戦っている発達障害の子ども達を癒してあげる方法のひとつに、実はアロマがあるのです。
今回は、発達障害の子ども達におすすめのアロマをご紹介するとともに、代表的な発達障害について詳しく解説していきます。
発達障害とは
発達障害とは、生まれつき脳の機能に偏りがあり、行動や情緒、発言などに特徴がある状態をいいます。
発達障害は、外見からでは判断しにくく、周囲の人に誤解を招いてしまう特徴があるのです。
発達障害にはさまざまな種類があり、同じ障害でも特性が異なるものもあれば、他の発達障害を併せ持つこともあります。
代表的な発達障害にはどのような特性があるのか、わかりやすく説明をしていきましょう。
自閉症スペクトラム
自閉症スペクトラムは、アスペルガー症候群や自閉症、PDD(広汎性発達障害)などが合わさってできた障害名です。
主な特徴は、相手とコミュニケーションを図るときの相互的なやりとりや自分の思いを伝えることが苦手。
相手が今どう思っているのかと気持ちを読み取るのも困難だといわれます。
また、特定のものに強い関心を持ち、拘りが強い傾向にあるので、反復行動や限定された行動を行うのも特徴のひとつです。
なかには、「感覚過敏」や「感覚鈍麻」になるケースもあり、日常生活に支障が出てきてしまう場合もあります。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群とは、自閉症スペクトラムに含まれる障害のひとつ。
相互的なやりとりが苦手や特定のものに強い興味を持つところなどが自閉症と似ていますが、知的な遅れが見られないといわれています。
主な特徴は、遠回しな表現や比喩表現が苦手。
ストレートな言い方をしないと分かりづらく理解できないといわれています。
また、相手の表情や仕草から感情を読み取るのが苦手なので、自分中心に話をしたり、悪気なく傷つくようなことを言ってしまったりする傾向が。
知的発達・言語発達に遅れがあるわけではないので、気づきにくく大人になるまで分からなかった方も多くいます。
ADHD
ADHDは、別名「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」といいます。
集中力がない・じっとすることができない・人の会話に割り込むなどのさまざまな症状が認められる障害です。
ADHDの子どもによく見られる主な特徴は、授業中に席を離れる・忘れ物や遅刻が多い・宿題や課題などを集中して行うのが苦手・整理整頓が苦手など。
ADHDの大人によく見られる主な特徴は、落ち着きがない・他のことを考える・感情のコントロールが苦手・物事を計画的に進められないなどがあります。
ADHDのなかでもタイプが分かれていて、不注意優勢の方もいれば、多動及び衝動優勢の方も。
忘れ物や落ち着きのない行動などが原因で、周りから叱られたり誤解されたりすることが多いといわれています。
発達障害の子ども達におすすめのアロマ
アロマには、発達障害の子ども達の気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。
それにより、発達障害の子どもたちにアロマを用いた療育「メディカルアロマ」も増えてきているのです。
ここでは、発達障害の子ども達におすすめのアロマをご紹介していきます。
オレンジ
オレンジは、爽やかな香りで刺激が少ないため、子どもにも安心して使えます。
オレンジには、緊張をほぐしリラックスさせてくれる効果やエネルギーを与えてくれる効果も。
濃度1%ほどに希釈したオレンジアロマを用いてマッサージすると、リラックスできるうえ、消化促進や抗炎症作用もあるのでおすすめです。
ラベンダー
ラベンダーは大きく分けて4種類あり、「真正ラベンダー」「スパイク・ラベンダー」「ラバンジン」「フレンチラベンダー」があります。
ラベンダーには、ストレスの緩和と感情のバランスを整える効果が高く、休養モードの副交感神経を優位にしてくれる効果も。
ラベンダーは万能な精油で、鎮痛や鎮痙、抗菌など多くの作用を持つといわれています。
しかし、スパイク・ラベンダーとフレンチラベンダーは刺激が強いので、子どものアロママッサージでは使用しないようにしてください。
アロママッサージとしても使用するのであれば、真正ラベンダーがおすすめです。
ティートリー
ティートリーは、リフレッシュ効果が高くシャープですっきりした香りが特徴。
ティートリーの香りは不安を和らげてくれるので、気持ちが落ち込んでいるときなどにおすすめです。
また、免疫調整作用や抗ウイルス、抗菌作用に優れているので、子ども達の気持ちをリフレッシュさせるだけでなく、一緒に感染症予防もできます。
使用方法は、アロマディフューザーやアロマスプレーを使ってティートリーの香りを充満させるのがおすすめ。
感染症予防にもなるので、一本持っておくと便利です。
レモン
レモンといえばさっぱりとした香りと酸味が特徴ですが、精油は本来のレモンに比べマイルドでフレッシュな香りがします。
レモンのフレッシュな香りが集中力を高めてくれるので、子どもの宿題や課題のときに使用するのがおすすめ。
またレモンには、抗炎症作用や消化促進、循環促進などの効果が期待できるので、消化不良や体調不良のときにもおすすめです。
あくまでも子ども達が好きな香りを
アロマにはさまざまな香りがあり、効果・効能も異なります。
子ども達がストレスを感じずに使用するためには、子ども達が心地よく落ち着くと感じる香りのものを選ぶことが重要です。
アロマの香りにはたくさんの種類がありますが、子ども達の好みの香りもさまざま。
苦手な香りのものだと、子どもにストレスだけを与えてしまう結果になります。
アロマを購入する際は子どもに直接嗅いでもらい、子どもが好きな香りだと思ったものを選ぶようにしましょう。
また、選ぶ際には香りの強さも重要です。
種類によってマイルドで柔らかい香りもあれば、鼻を刺すような強い香りも。
発達障害の子ども達のなかには、感覚過敏で匂いに敏感な子もいます。
アロマの香りがきつすぎて癇癪を起してしまう場合もあるので、香りの強さにも注意して選びましょう。
アロマの使用方法は、アロマディフューザーやアロマスプレーがおすすめ。
空間に香りを広げるアロマディフューザーは、家にいるときや睡眠のときに最適なアイテムです。
またアロマスプレーは、空間にふりかけるだけではなく、衣類の消臭や虫よけなどとしても使用できるのでおすすめ。
アロマスプレーは、アロマオイル・無水エタノール・精製水・スプレー容器(アルコールか精油に対応しているプラスチック・ガラスの容器)があれば、簡単に作れます。
アロマを選ぶ際は、あくまでも子どもが好きだと感じる香りを選ぶように心がけましょう。
メディカルアロマで子ども達の心身をケア
今回は、発達障害のある子ども達のケアに有効的なアロマについて紹介しました。
アロマには、心身を落ち着かせてくれ、活力を与えてくれる力があります。
メディカルアロマで、発達障害の子ども達が抱える不安やストレスを解消していきましょう。
アロマ専門スクール『パルファム』では、発達障害の子ども達の不安やストレスを軽減するアロマレッスンを行っています。
興味のある方は、無料体験会もあるのでぜひ参加してみてください。
無料アロマ体験
- 日時
- 本日から3日後以降の下記時間帯
10:00~11:30、12:00~13:30、14:00~15:30 - 持ち物
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- 内容
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東京都新宿区四谷4丁目32−4 四谷4丁目32番4号ビル 4階
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