「眠れない自分」を「眠れる自分」に変える!

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5人に1人が悩んでいる不眠

毎晩ぐっすり眠れていますか? 気持ちは寝る準備をしているのに、それに身体が順応しない。 なかなか寝付けない、途中で何回も目が覚める、熟睡感がない、朝から疲れている…など。 よく眠れていないので日中の眠気、注意力散漫、疲れからくる体調不良の状態。 眠りについて何らかの悩みがあるのではないでしょうか?

サーカディアンリズムと睡眠リズム

人間は本来周期的なリズムの中で生きています。

代表的なリズムには、24時間のリズム(1日の生活リズム)、28日~31日という1ヶ月のリズム(女性の生理周期やホルモン周期、お肌のターンオーバー周期)という2つのリズムがあります。
このうち、24時間リズムはサーカディアンリズムとも言います。

サーカディアンリズムで動いているものの一つに睡眠リズムがあります。
夜明けとともに目覚め、昼間は活動し、日が沈む頃から休息モードとなり夜の闇とともに眠りにつく。まさに睡眠リズムは1日サイクルのリズムですね。

夜になると眠くなるという睡眠リズムに関わっているホルモンに、メラトニンがあります。
メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、メラトニンが多く分泌されると眠くなることがわかっています。マジョラム精油は、眠りを導くメラトニン分泌に役立つという臨床の報告があります。眠りの悩みをお持ちの方は、日が暮れて夜になるころマジョラムの香りを嗅いだり、お休み前の入浴にマジョラム精油を湯船に垂らしてみても良いですね。

また、朝になり日が昇り太陽の光が視神経の視交叉上核を刺激すると、急激にメラトニンが減ることもわかっています。目覚めたら日の光を浴びることもしっかり目覚めるためには大切ですね。それとともに中枢神経刺激作用を持つローズマリー・カンファーやシネオール、そしてレモンの香りを嗅いでみましょう。これらの精油はスッキリとした目覚めと活動モードへの移行に役立つことでしょう。

不眠に陥るメカニズムと有効なアロマテラピー

近年、ライフスタイルの多様化で、不規則な生活や生活環境、病気など様々な理由から、それがストレスとなり自律神経のバランスが崩れてしまうことが大きな要因です。
自律神経には、覚醒し活動的な時に働く交感神経と、休息しリラックスしている時に働く副交感神経があり、それぞれ呼吸器、消化器、循環器などの活動を調整しています。
通常、睡眠時は副交感神経が働くのですが、何らかのストレスが原因で、交感神経が一日中優位になるなど、自律神経のバランスが崩れることも不眠に陥る要因となります。

こういった自律神経のアンバランスに役立つ自律神経調整作用を持つ精油としてはサイプレス、シダー、ブラックスプルース、バジルがあげられます。

睡眠から得られるメリット

睡眠から得られる効果を以下にあげてみます。

  • 身体の疲労回復
  • 心の安定
  • 美肌効果
  • 経験や記憶の整理と定着
  • 健康的なボディ作り

重要なのは眠っている時間とともに、質の高い眠りかどうか

睡眠は積極的にとるべきなのですが、実は質の高い眠りかどうかも大切なのです。

そこで今すぐ出来ることをまとめてみました。
・就寝3時間前には食事を済ませておく。
・ハーブティーや白湯など温かい飲み物で身体を温める。
・リラックスできる音楽や香りで寝室を演出する。
・ブルーライトは避け、明かりを落としておく。
・就寝前はぬるめのお風呂でリラックスする。
<副交感神経を優位にするのに効果的な精油をブレンドしたアロマバスオイルを湯船に垂らして入浴することもおすすめです。
神経バランス回復作用のあるエステル類、鎮静作用を持つモノテルペンアルコール類やアルデヒド類、ホルモンバランスに関与するモノテルペン炭化水素類、こういった成分を含有する精油が効果的です。カモミール・ローマン、レモングラス、サイプレス等、香りとともに成分が有効にはたらき、充実の眠りの役にたつことでしょう。>

いかがでしょうか。
「眠れない自分」を「眠れる自分」に変える生活習慣とメディカルアロマのポイント、ぜひお役立てくださいね。

質の高い睡眠を取り、翌日に質の高い仕事や生活をする。
たったこれだけでも人生が良い方向に変わることだってあります!
ぜひとも今夜からでも試してみてください。眠ることが楽しくなります!