メディカルアロマはあなたの身近な人のセルフケアに大いに役に立ちます。赤ちゃんや子ども、旦那さんなど家族の健康を守るメディカルアロマをご紹介しましょう。
メディカルアロマで大切な人の心と身体を癒しませんか?
風邪やインフルエンザ対策にうがいの習慣
たとえば、季節の変わり目などは体調を崩しがちですね。外出先から家に戻ったら、真っ先にうがいをする習慣を家族でつくるだけでもインフルエンザや風邪の予防に大きな威力を発揮します。特に、ユーカリやティーツリーなど、細菌やウイルスから体を守るのに役立つアロマのうがい液は効果的です。子どもの場合は希釈濃度を大人よりも低めにし、小さな子どもは飲んでしまうので、7歳以上の使用としましょう。
疲れをじんわり取る足湯
夏の疲れが出てくる秋口から冬にかけて、ゆったりできる日には家族で足湯をするのもいいでしょう。冷えは万病の元です。足を温めるだけで、全身の血行が促進され、疲れがほぐれていくのがわかります。親子や夫婦でおしゃべりしながら足湯をすれば、家族団らんのひとときとなります。
家族でのハンドマッサージ
ハンドマッサージは、手と手が触れあう安心感が双方の関係を縮めてくれるだけでなく、精油のいい香りが鼻から脳に送られ、神経に作用して、いつのまにかリラックスモードにしてくれます。子どもがふさぎ込んでいる時にマッサージしてあげると表情が明るくなりますし、夫婦仲もいっそう深まります。手のひらにはたくさんのツボや反射区があるので、疲れもとれやすくなります。スイートアーモンドオイル20mlにオレンジやラベンダーを1滴ずつブレンドして使うといいでしょう。
赤ちゃんや子どものためのメディカルアロマ
赤ちゃんの成長や発達を促すベビーマッサージ
赤ちゃんへのマッサージは、肌のコンディションを整えたり、筋肉の発達を促すだけでなく、心の発達にもよい影響を与えます。お母さんやお父さんとの肌のふれ合いで赤ちゃんはたくさんの愛情を感じて、情緒の発達によい効果をもたらします。ベビーマッサージには精油は使わず、キャリアオイルだけを使用しましょう。
夜泣きやかんしゃくに芳香浴
赤ちゃんの夜泣きが止まらなかったり、お子さんがかんしゃくを起こすのは、不安や不快感から来ていることもあります。そんな時には、優しい香りを絵本の読み聞かせやお昼寝のときに、ほのかに香らせるといいでしょう。アロマライトでの芳香浴や、ティッシュやコットンに精油を垂らして部屋に置くのもよいでしょう。
子どもが眠れないときには
子どもは、学校の環境に順応できなかったり、お友だちとうまくいかないときにはストレスを抱えて、不眠やかんしゃく、腹痛などの症状を表します。そんな時には心を明るくする優しい香り、マンダリンやオレンジ、カモミール・ローマン、ラベンダー、ローズなどを焚くとよいでしょう。
旦那さんのメタボや加齢臭対策にもメディカルアロマ
メタボ対策
男性も40代ともなるとお腹のでっぱりが気になってきます。内臓脂肪は生活習慣病の元凶です。そんな食べ過ぎの旦那さんには、食欲を抑えて、体の老廃物を排出するといわれるグレープフルーツやフェンネルをメインにしたブレンドが食欲を抑える手助けとなってくれます。グレープフルーツの香り成分には脂肪を燃焼する効果も報告されています。小さなアロマスプレーを持ち歩き、食事前に手首にシュッと一吹きして香りを吸い込みましょう。
加齢臭対策
さらに、この年代の男性の奥さんが過敏になるのは、加齢臭。中高年の体臭の原因はノネナールという物質だといわれています。この物質に対抗するには、カルダモン、ローズ、スペアミントをブレンドした香りで、香調を変化させましょう。日頃使うボディシャンプーやシャンプー、リンスに好みの精油+ごく少量のカルダモンを入れるのもよいでしょう。
禁煙サポート
なかなかやめられない煙草も、アロマが手助けしてくれます。煙草が吸いたくなったら、ユーカリやローズマリー、ペパーミント、フランキンセンスなどを無水エタノールと精製水でブレンドしたアロマスプレーを鼻の前にシュッと一吹きすると、心地よい香りに気分がまぎれます。イライラが柔らぎ、煙草を吸いたい気持ちが緩和されるといわれています。
※効果には個人差があります。
老親のケアにメディカルアロマ
ひざの痛みにアロマジェル
年とともにひざの痛みに悩まされるシニアが少なくなりません。お風呂上がりや寝る前にアロマジェルを使って、ひざのまわりのマッサージを行ってあげるだけでも、痛みの緩和に役に立ちます。何より子どもがこうして世話をしてくれるだけで、老境で不安を抱える親にとってはうれしく、心の支えになることでしょう。
アロマでさっぱり体拭き
お風呂に入れないときには、精油を垂らしたお湯での清拭をしてあげるのもおすすめです。ラベンダーやオレンジなどリラックスできる香りもよいですし、細菌やウイルスから体を守る精油や、免疫力や自然治癒力アップが期待できる精油を選んでもよいでしょう。たらいのお湯に精油を数滴垂らして使いましょう。
こんな風に、メディカルアロマは生活のいろんなシーンで活用できます。ぜひ、身近な人の心と身体のケアに役立てていただきたいと思っています。