ダイエットといえば、筋トレや有酸素運動などの運動をしたり、食べたいものも食べずに食事制限をしたり、我慢ばかりで辛いものというイメージはありませんか?意志の力だけでは、ダイエットはなかなかうまくいきません。精油の力をうまく味方につけて、楽々とダイエットを成功させましょう。
アロマテラピーをダイエットに活用するとき、そのアプローチはいくつかあります。
1、「ストレスによる過食を防ぐ精油」を選ぶ
リバウンドを繰り返しているようなタイプの人は、日頃からストレスが多く、そのはけ口として、食べ物に走っている場合があります。ダイエットの為に食事制限をしたところで、それ自体がストレスになり、結局は長続きしません。こういう方には心のケアとして精油が大きな力を発揮します。例えば、ラベンダーに含まれる酢酸リナリルとリナロールには鎮静作用があり、我慢のイライラで高ぶった神経を鎮め、安定させます。そのほか、サンダルウッドとフランキンセンスも有効で、共に心を鎮める働きがあります。食べ過ぎてしまいそうな時やどうしても間食したくなった時、ディフューザーやティッシュに精油を垂らして芳香浴をするといいでしょう。
2、「食欲を抑える精油」を選ぶ
グレープフルーツやフェンネル、パチュリーには食欲を抑える働きがあるといわれています。パチュリーの独特の土っぽい香りが苦手という人は、グレープフルーツやレモン、マンダリンなど、柑橘系の香りとブレンドすれば使いやすくなります。こちらも食事の前にディフューザーなどで芳香浴をするとよいでしょう。
3、「脂肪を燃焼させる精油」を選ぶ
グレープフルーツの香りの成分には、脂肪を燃焼する働きが確認されています。グレープフルーツにブラックペッパーやフェンネルをブレンドすると、交感神経を活性化し、脂肪の燃焼や代謝をさらにアップさせる効果が高まります。ローズマリー・ベルベノンにも代謝促進や脂肪溶解作用があり、おすすめです。使い方は、トリートメントオイルに精油をブレンドし、気になる部分に塗布します。香りに慣れてしまうと効果が出にくくなるので、サンダルウッドやサイプレス、シダーウッド・アトラスなど時々、ブレンドを変えてみましょう。
4、「体の老廃物を排出させる精油」を選ぶ
グレープフルーツやフェンネル、パチュリーは、食欲を抑えるだけでなく、血液やリンパの流れをよくして、余分な水分や老廃物を排出する働きがあるといわれています。また、むくみ予防にもよいという報告もあります。また、サンダルウッドは、心臓の働きを高めて血流を促すはたらきがあるため、体液の滞りが改善され、ダイエットには効果的です。
そのほか、サイプレス、シダーウッド・アトラス、ローズマリー・ベルベノンも静脈とリンパの流れを促すはたらきが認められています。体内に滞っている余分な水分と老廃物を排出し、むくみや肥満、セルライトのケアにはぜひ使ってほしい精油です。キャリアオイルにブレンドし、トリートメントするとよいでしょう。