NARD JAPAN/AEAJ/JAA/TAJ
アロマテラピー総合資格認定校
tel.0120-562-717
10:00~18:00(年中無休)
無料体験
資料請求
アクセス
お電話
受付時間 10:00~18:00 年中無休
全コースの紹介
目的から探す
パルファムの強み

あなたの骨は大丈夫? 骨の健康を支える女性ホルモンとメディカルアロマ

骨の健康が気になる時はどんな時ですか?
骨のトラブルがあった時、
運動不足だと感じた時、
更年期について考えた時、
骨密度測定の結果が良くなかった時など様々です。

なぜ骨は健康でなければならないのか

骨格系は体を支えて内臓を保護するとともに、筋肉と連動して運動をし、骨はカルシウムを蓄え血液を作り出すという働きをしています。もし骨が丈夫でなければ、運動中にバランスを崩して倒れた時に骨が折れやすかったり、筋肉を活用した効率のよい運動ができなくなったりします。また健康を維持するために必要な血液やカルシウムなどが体に行き渡らず、貧血や骨がもろくなる骨粗鬆症を起こすなど、全身に影響を及ぼします。

強い骨は新陳代謝でつくられます。
骨の強さを支える要素としては、骨密度と骨質が大きく関係しています。
その2つに大きな影響をあたえるのが骨の新陳代謝です。骨の新陳代謝は、骨の中にある破骨細胞と骨芽細胞によって行われ、骨の古い部分が少しずつ新しい骨に入れ替わっていきます。

破骨細胞は、文字通り骨を壊す細胞です。骨に含まれる古くなったカルシウムやコラーゲンなどの栄養を、酸や酵素で血液中に溶かし出し、血管を通して運び出します。体内への栄養の運搬が終わると破骨細胞は消失し、代わって骨芽細胞が現れます。

骨芽細胞は骨を作る細胞です。骨の中で新しいコラーゲンをつくり出し、そこにタンパク質を塗っていきます。このタンパク質は血液中のカルシウムを骨に付着させる接着剤の役割をします。そこにカルシウムが付着して新しい骨がつくられていくのです。
骨の主成分はカルシウムやリンなどのミネラル成分です。これらが多いほど「骨密度」は高くなります。

全身の骨は新陳代謝を繰り返しながらカルシウムの貯蔵庫にもなっており、体の各組織が必要とするカルシウムを供給しています。骨をつなぎ止める成分であるコラーゲン、接着剤の役割をするタンパク質、骨の主成分であるカルシウムやリンの供給によって、強い骨になっていきます。コラーゲンがカルシウムやリンなどをしっかりと結びつけることによって骨質が上がります。

骨の強度は、骨密度と骨質がバランスよく保たれることで維持されているのです。

健康な骨を保つためのポイント

ここでは、女性ホルモンとメディカルアロマの視点から、健康な骨を維持するポイントを押さえていきましょう。

女性の体は骨盤の中にある卵巣や、副腎、脂肪細胞などから分泌される女性ホルモンによってコントロールされています。女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類に大別されます。一般に女性ホルモンと呼ばれることが多いのはエストロゲンです。エストロゲンの基本的な働きは、子宮に作用して受精卵のベッドとなる子宮内膜を厚くすることです。その他のエストロゲンの働きとして、女性らしい体つきをつくる、皮膚や粘膜にうるおいをあたえる、骨や血管の健康を守るといった役割を担っています。

また骨新生にの過程においても、エストロゲンは重要な働きをしています。
エストロゲンには、腎臓でのビタミンDの活性化を促進するとともに、破骨細胞の働きを抑制し、骨の形成を促進する作用があります。

このエストロゲンの働きによっても、骨破壊・吸収と骨形成のバランスが保たれているんです。

ところがエストロゲンは年齢とともに低下、特に更年期には大幅に低下します。それにより骨を壊す作用が活発になり、骨を構築するスピートを上回り、結果として骨代謝のバランスが崩れ骨量が減少、骨粗鬆症の危険度が増大します。

そこで骨の健康に焦点をあてたメディカルアロマのアプローチをご紹介します。

役に立つメディカルアロマの芳香成分類

メディカルアロマとは、精油の香りの活用のみならず、香り成分の化学的分析とその作用を健康維持に使用していくアロマ分野です。

エストロゲンが急速に減少していく更年期に、また更年期に入る以前から、アロマ成分のエストロゲン様作用を使い、ホルモンバランスを整えませんか?

エストロゲン様作用を有する代表格のアロマはクラリセージ精油が知られています。
クラリセージ精油のアロマ成分である、スクラレオールというアロマ分子にエストロゲン様作用があることが研究の結果わかっています。

他にもエストロゲン様作用を有することで知られている精油とそのアロマ分子をご紹介します。

●スターアニス精油【アロマ分子はtrans-アネトール】
●サイプレス精油【アロマ分子はマノオール】
●セージ精油【アロマ分子はビリディフロロール】
●ニアウリ・シネオール精油【アロマ分子はビリディフロロール】
●フェンネル精油【アロマ分子はtrans-アネトール】

メディカルアロマトリートメントや軽い運動で骨に刺激を

先ほどご紹介した精油を植物油で希釈して、脚のアロマオイルトリートメントもお勧めです。

【レシピ例1】
ホホバオイル 20ml
クラリセージ精油 2~4滴

【レシピ例2】
ホホバオイル 20ml
サイプレス精油 2~3滴
オレンジスィート精油 1滴

「骨は使わないと弱くなる」というように、骨を健康にするには刺激を与えることが必要です。軽い負荷は骨をつくる細胞の刺激になり、体内に入ったカルシウムを骨に取り込みしやすくします。アロマ成分の活用とともに、散歩や家事などの身近な運動も取り入れてみることもおすすめです。