アロマテラピーとメディカルアロマテラピーの違い

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アロマテラピーとメディカルアロマは何が違うの?

これからアロマテラピーを習おうとしている人の中には、「そもそも、アロマテラピーとメディカルアロマって、どう違うの?」と疑問に思われている方もいると思います。アロマテラピーとメディカルアロマの定義は団体によっても違うでしょうし、アロマテラピーを教える側からしても、それぞれの考え方、スタンスによって、違いがあると思います。
ここでは、パルファム代表の松江朋子の考え方をご紹介します。アロマスクール選びに迷われている方は、本スクールの根幹となる考え方をぜひ知っていただければと思います。

今、世の中では、メディカルアロマの方が資格として就職にも有利で、上と見られるような風潮があります。しかし、私の持論では、「アロマテラピーとメディカルアロマには、優劣はない」と思っています。これは、私の中では崩せないスタンスです。両方わかってこそ、アロマ全体の魅力を十分に理解でき、実践できると思っています。

パルファムの中での、アロマテラピーとメディカルアロマテラピー

当スクールでは、アロマテラピーの中でも、3つの資格が取得できるカリキュラムを用意しています。日本アロマ環境協会(AEAJ)、アロマコーディネーター協会(JAA)、そして、ナードアロマテラピー協会(NARD)です。
私が感じているところでご説明しますと、「アロマテラピー」は、JAA講座で学ぶ内容に近い感じがします。香りを嗅いでほっとして、癒しとして使いながら、健康に寄与するというイメージです。AEAJ講座にも、似た感じがあります。しかし、この2つがアロマテラピーで、メディカルアロマではないかといえば、そういうわけでもありません。メディカルアロマ的な要素は充分に含んでいますが、よりメディカルなのがNARD講座だという理解をしています。

タイプ別、アロマテラピーとメディカルアロマテラピー

アロマテラピーとメディカルアロマを香りの感じ方や使い方でみるとわかりやすいと思います。疲れて帰ってきて、自分の好きな香りをかぐと癒され、明日への意欲が沸く。そこに理論づけをしなくていいという感性型使い方アロマは、「アロマテラピー」という用語で表現することが多いと考えてもいいでしょう。「何故かこの香りに惹かれる」「この香りに魅了されるのは理屈では説明がつかない」そんな香りとの出会いがアロマにはまるきっかけだという人は、アロマテラピー派と言えるかもしれません。
香りのブレンドに惹かれ、ブレンドテクニックを極めたいという方も、そうです。まさに香りの世界は、無条件で楽しめる一面を持っています。
また、香りの作用に関して科学的な理路整然とした理解をして活かしたいという方は、メディカルアロマに強く魅力を感じます。メディカルアロマは自分の不調にはこの成分が含まれている精油がいいといった選択方法で精油を選んでいきます。メディカルアロマにおいては、不調→精油成分→作用→不調改善という理論が成り立ちます。理論が明確で、成分と作用からわりだし答えが明確に出せるのはメディカルアロマの分野です。

アロマテラピーの心への作用

人の内面を構成する心への心理作用は、アロマテラピーの分野だと私は思っています。アロマテラピーの本の中には、各精油の作用に、心への作用、さらにはもっと深く魂への作用まで書いてあるものもあります。古代では、香りをエネルギーだと捉える考え方があり、香りで魂をきれいにする、整えるという使い方もしてきたようです。
これはスピリチュアルな分野に入るかもしれませんが、アロマテラピーには、科学の論拠から割り出せない作用もあると思います。そこは個人差がとても大きい部分です。
「アロマテラピー」の分野のアロマのとらえ方では、香りの歴史に関して幅広くなおかつ、深く学びます。そこでは、古代医療として、ずっと前から香りが宗教儀式や健康療法として使われてきたことが語られています。
例えば、当社の社名でもある「Perfume(パルファム)」(香水という意味)の語源は、ラテン語のPer(~を通して)+ Fumum(煙)です。この言葉が意味するように、古代エジプトでは、儀式でミルラ(没薬)やフランキンセンス(乳香)の樹脂を燃やした「薫香」が神に捧げられました。かぐわしい香りをのせた煙は、人と神とをつなぐ物質として捉えられると同時に、香りを持つ煙を目に見えない心としても捉えていたことがうかがえます。
さらには、政治の世界にも香りは登場します。かの有名なクレオパトラは、キフィやバラ、シベットの香りを愛してやまなかったといいます。この香りの力をつかって人を動かし、世界の歴史を動かしたとまでいわれているのです。

自然回帰としてのメディカルアロマ

人間は自然と一体であり、人間は自然の一部であり、私たちの中にも自然がある、とでもいうのでしょうか。アロマの源流には、このような考え方が流れているのです。
ですから、ある種、アロマが今、医療の中でも注目され始めているのは、西洋医学、つまり科学一辺倒の、人間の臓器をひとつひとつ部分としてとらえ、分析的に考える医学からの、自然回帰という気もしてきます。
西洋医学がこの地球上に登場する以前の何千年という期間は、当たり前のように植物が人間の心と身体の癒しに用いられていたわけです。植物の力を化学的な側面から分析研究して、代替療法としてより有効に、精油の香りからくる癒しという要素も含めて用いていくアロマが、メディカルアロマだと考えています。