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メディカルアロマとは

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メディカルアロマとは

アロマテラピーと聞いて、何を思い浮かべますか? 多くの方が、リラックス効果や美容効果を期待するのではないでしょうか。

確かにアロマテラピーは、良い香りに包まれて心身を癒す効果があります。しかし、アロマテラピーの可能性はそれだけではありません。海外では、アロマテラピーは医療として認められ、保険適用されているケースもあるほどです。

メディカルアロマとは、植物から抽出した精油の薬理作用を科学的に分析し、心身の健康に役立てるアロマテラピーです。精油に含まれる成分は、体内に取り込まれることで、鎮痛、抗菌、抗ウイルスなど、様々な効果を発揮します。

例えば、ラベンダーの精油には、酢酸リナリルという成分が含まれており、鎮静作用やリラックス効果をもたらします。このように、メディカルアロマでは、精油の成分とその作用を理解した上で、症状に合わせて精油を選び、安全かつ効果的に使用します。

メディカルアロマは、従来のアロマテラピーとは異なり、精油の化学的な側面を重視します。精油の成分や含有量を分析することで、より的確に心身の不調に対応できるのが特徴です。

■メディカルアロマで期待できる効果
1.痛みを和らげる
2.ストレスを軽減する
3.免疫力を高める
4.ホルモンバランスを整える
5.睡眠の質を向上させる
6.心の安定を促す

メディカルアロマは、心身の健康を総合的にサポートする、自然療法の一つと言えるでしょう。

メディカルアロマとアロマテラピーの違いとは?

アロマテラピーという言葉はよく耳にするけれど、「メディカルアロマ」って何か違うの?と疑問に思う方もいるかもしれません。どちらも精油を使うという点では同じですが、実は目的やアプローチが大きく異なります。

メディカルアロマは、精油の薬理作用を科学的に分析し、心身の健康に役立てるアロマテラピーです。精油の成分や含有量を分析し、症状に合わせて精油を選び、安全かつ効果的に使用します。そのため、より医療的な視点を持つアロマテラピーと言えるでしょう。

一方、一般的なアロマテラピーは、リラクゼーションや美容効果を目的としたものが主流です。良い香りに包まれることで、心身を癒し、ストレスを軽減する効果が期待できます。

簡単に言うと、メディカルアロマは「治療」、一般的なアロマテラピーは「癒し」を目的としていると言えるでしょう。

メディカルアロマと一般的なアロマテラピーは、目的やアプローチが異なります。ご自身の目的に合わせて、適切なアロマテラピーを選びましょう。

メディカルアロマテラピーの歴史

メディカルアロマについてもっと深く知るために、少しアロマテラピーの歴史を振り返ってみましょう。
古代エジプトや古代ローマの時代から、人々は植物に含まれる薬理成分を病気の予防や治療に利用してきました。私たち日本人になじみの深い漢方薬と同じように、医学として植物療法があったのです。
アロマテラピーという用語の生みの親は、ルネ・モーリス・ガットフォセというフランスの化学者です。1910年に実験中にやけどを負った彼は、すかさず、ラベンダーの精油を塗ったところ、傷がきれいに治ったといいます。これを機に精油を使用した療法=メディカルアロマテラピーについて本格的研究が始まります。
1939年にガット・フォセが著書『アロマテラピー』を刊行してから、精油成分の作用に焦点をあてたメディカルアロマテラピーが世の中に普及し始めます。その後、彼の研究成果をフランス人医師のジャン・バルネが受け継ぎ、臨床データによって裏付けられたアロマテラピーが確立されていきました。
現在フランスでは、メディカルアロマテラピーが医療行為として当たり前のように普及しています。精油は医薬品同様に扱われ、病院には精油の薬理成分や処方に精通した専門の医師がいます。ベルギーやドイツでも、精油は保険適用が認められています。イギリスでは、この流れとは別に、マッサージに精油を使った美容やエステの分野が進展しています。

日本でのアロマテラピーの普及

日本にアロマテラピーが入ってきたきっかけは、1985年にロバート・ティスランド著『アロマセラピーの理論と実践』の翻訳本が出版されたことでした。ティスランドがイギリス人だったため、イギリス式の美容やリラクセーション効果の高いアロマテラピーが、日本の若い女性たちの間で一躍ブームとなりました。
しかし、人気の高さとは裏腹に、精油についての化学的な知識はなかなか普及してこなかった現状があるのです。
そのせいでしょうか。とても危険な勘違いをしている人が見受けられます。「精油は天然の成分だから、体によく、危険な部分がまったくない」と思っている人がいます。この考え方はかなり無謀だと思ったほうがいいでしょう。精油に含まれる芳香成分は、とてもパワフルな作用があります。それだけに使う量や成分からくる判断を間違えると、人体に危険な場合もあります。
さらに多いのは、精油の品質についての勘違いです。「香りをかぐだけなら、精油の品質はさほど気にせず、安いものでいいのでは」と思う人がいます。日本では精油が雑貨として輸入されているために、粗悪な品質のものもたくさん流通しています。天然100%をうたいながら、農薬を使って育てた植物から抽出した精油や香料を含有している合成品がたくさん売られています。そんな精油を体に使うなんて恐ろしい話ですね。
メディカルアロマでは、品質がよい精油を選ぶ正しい知識も徹底して学んでいきます。特に、精油の品質には厳格な基準をもっているのがNARD(ナード)です。日本で学べるメディカルアロマテラピーの代表格NARD(ナード)は、創設者のドミニック・ボドゥー氏が薬学博士だということもあり、精油成分とその作用に焦点をあてた研究実績や教育・研修システムは世界で認められ、ベルギーを中心に、ヨーロッパなどで普及しています。

メディカルアロマセラピーの効果

メディカルアロマテラピーは、精油の薬理作用を活かして、心身の健康をサポートする自然療法です。精油に含まれる様々な成分が、私たちの体に様々な効果をもたらします。

・リラックス効果:ストレスや不安を和らげ、心を穏やかにします。ラベンダー、カモミール、ネロリなどが有効です。
・高揚作用:気分を高め、ポジティブな気持ちにさせてくれます。レモン、グレープフルーツ、ローズマリーなどがおすすめです。
・鎮静作用:興奮した神経を鎮め、リラックス効果をもたらします。ラベンダー、カモミール、サンダルウッドなどが役立ちます。
・鎮痛作用:痛みを和らげる効果があります。ペパーミント、ラベンダー、パルマローザなどが知られています。
・抗炎症作用:炎症を抑える効果があります。カモミール、ティートゥリー、ローズマリーなどが有効です。
・抗菌作用:細菌の増殖を抑える効果があります。ティートゥリー、ユーカリ、レモンなどが代表的です。
・抗ウイルス作用:ウイルスの増殖を抑える効果があります。タイム・チモール、オレガノ、クローブなどが知られています。
・免疫力向上作用:免疫力を高め、病気に対する抵抗力を強めます。ティートゥリー、レモン、ローズマリーなどが効果的です。
・ホルモンバランス調整作用:ホルモンバランスを整え、生理痛や更年期障害などの症状を和らげます。クラリセージ、ゼラニウム、イランイランなどが使われます。
・消化促進作用:消化を助け、胃腸の調子を整えます。ペパーミント、ジンジャー、フェンネルなどが有効です。
・血液循環促進作用:血行を促進し、冷え性やむくみを改善します。ジュニパー、ジンジャー、サイプレスなどがおすすめです。

ますます必要とされるメディカルアロマテラピー

漢方に未病という考え方があるように、病気になる前に心身の不調をケアしていく予防医学がこれからますます注目されていきます。自分や家族のためにできるホームケアとして、精油成分とその作用に焦点をあてたメディカルアロマを学ぶことは、とても心強い味方となってくれるでしょう。それだけでなく、代替医療や統合医療、ヘルスケアにかかわる様々な現場で、メディカルアロマの知識は、仕事の幅を広げてくれます。アロマサロンはもちろんのこと、スポーツクラブなどのヘルスケア施設、内科・産婦人科などの医療の現場、高齢化社会を目前に老人介護、福祉施設と、ますます活躍の場は広がっていくでしょう。