ゲラニオールとは、ローズやゼラニウムなどの植物から採取した精油に含まれる香り成分のことです。バラに似た香りがするため、昔からリラックス効果やストレス緩和などに用いられてきましたが、近年では抗がん作用の研究も進んでいます。現段階では基礎研究レベルで、ヒトでの有効性は確立されていませんが、今後の研究に期待が寄せられています。
そこで今回は、アロマに含まれるゲラニオールの特徴や主な用途、期待できる効果、抗がん作用に関する研究について解説します。がんに関する基本的な知識についてもまとめているので、がんの補完療法としてアロマを用いることを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。