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No.3 サロンオーナー 藤田清美さん

他のサロンにない魅力づくりにアロマテラピーを導入

私がアロマテラピーを始めたきっかけは、個人経営しているメイクサロンのメニューにアロマトリートメントを導入してみようと思ったからでした。これだけサロンが増える中で、生き残るには他のサロンにはない価値を提供する必要があります。なぜアロマだったのかといえば、私がサロンの接客の役に立てばと心理学やカウンセラーの勉強をしている際、「カウンセリングにおけるアロマの効果」という講義の中で講師が話していた「イギリスでは心の病気で薬を使う人は多くありません。アロマテラピーを治療とセットにすべき」という言葉が心にずっと残っていて、お客様の役に立てると思えたからです。
アロマトリートメントをサロンメニューに取り入れようと決めてはみたものの、アロマのことなんて、本当に何も知りませんでした。まずは独学でAEAJの1級の勉強をして合格。基本的な知識を入れたのちに、本格的に学ぼうと、いろいろな協会のアロマスクールの説明会に行きました。
パルファムでは、対応してくださった川村先生にひとめぼれ(笑)。とてもさっぱりした性格でかっこよかったんです。「この先生に習いたい!」と直感でそう思いましたが、「いやいや落ち着いて、いったんよく考えなきゃ…」と、扱う協会資格や条件の違うスクールと比較検討することにしました。随分悩み、パルファムの説明会には2度も伺っています。2度目に施術の体験をさせていただき、タッチの優しさに納得し、さらに質問を重ねて、「やっぱりここで学びたい!」とその場で入学を決めました。
 受講が始まってからは、講義の内容がどれもこれも興味深く、NARDアドバイザーとオイルトリートメントのコースを1日3講座、朝から夕方まで、ランチなしで入れることもありました。でも、パルファムの授業で使っている最高品質のケモタイプ精油の力はさすがで、香りをかいでいると、自然とセラピーになっていてこんなハードな授業の受け方をしていても疲れを感じませんでした。

「心と身体はひとつ」その学びがアロマにもつながった

アロマテラピーを学んで驚いたのは、これまでの人生で自分なりに会得してきたことが、自然に全部、アロマトリートメントにつながったことでした。私のキャリアはちょっと異色で、最初は広告のデザイナー、それからテーマパークのダンサー。このダンスつながりでメイクや化粧品の仕事をするようになり、独立してメイクサロンを始めるようになりました。
ダンスはもう30年以上も続けているライフワークです。身体と対話をする中で、「心も身体も」どちらが欠けても、観てくださるお客様にとって魅力のないものになります。
化粧品の仕事では、お肌や健康、メイク、フェイシャルについて学びました。ここのテーマも、「心・体・肌はひとつ」。だから、どれが欠けてもキレイになれない、と言われ続けました。独立して、サロンを始めるようになり、接客のために心理学を学ぶと、ここでも「心と体はひとつ」。結局どこでも同じことをいっていたわけです。
「ホリスティック(全体)でみることが重要である」とアロマの世界でも強調されています。「アロマトリートメント」を体験してみたとき、これは、そのすべてを網羅している、と思いました。精油の効果+手で触れられることによる心からのアプローチと、身体からのアプローチ。癒され、体が楽になる上にキレイになっちゃうなんて、アロマはなんてすごいのだろうと思います。
サロンではお客様には、心も体も緩んで、緊張が取れて、完全にリラックスして頂けたらと思っています。しみとかしわも緊張したところに出てきますし、肩こりがひどい人も胃が悪い人も、そこが緊張して滞っている。それを元に戻す力を引き出します。
人の悩みもそうなんです。カウンセリングにいらっしゃる相談者は、ご自分の中に答えを持っていることが多いのです。
「ナチュラルな状態に戻すと、自分で道がみつかる」、そのお手伝いをするのがカウンセラーだったり、セラピストです。悩みも病気も結局、治すのは自分の力なんですよね。

「ありがとうね、次はいつ?」そんな感謝の言葉に支えられて

アロマトリートメントをしていてやりがいを感じるのは、お客様の反応がすぐにわかること。それから、自分なりの工夫をすぐに反映させられることです。
たとえば、パルファムの紹介で通っている緩和ケア病棟のボランティアでのこと。ある年配の男性に「お好きな香りを選んでくださいね」と言ったところ、「わからねえから、いいよ、どれでも」とつっけんどん。照れがあったか、ご気分が良くなかったのか、元々コミュニケーションをとるのが苦手な方だったんですね。そこで、「へったくそで、笑えるでしょう」と言って、手作りの和紙の紙風船にその場で精油を垂らしてプレゼントしてみたんです。選んだ精油は、日本の木の香り「青森ひば」。元気な頃はずっと建築関係のお仕事をされていた方だったので、自信にあふれていた日々を思い出せるよう、この方のために購入したものでした。そうすると、脚をさすっている間ずっと目を閉じて、その紙風船を胸に抱いていてくださっていたんです。とてもうれしく、温かいひとときでした。
 精油を選んでいただいていると、元気で楽しかった頃の思い出話に花が咲くこともよくあります。香りは、楽しい記憶に直結しているんですね。外国の森の旅、香水をつけておしゃれをしていたこと、ガーデニングが大好きだったことなど、みなさん嬉しそうにお話をされます。
 そして、「ありがとうね、次はいつ?」と言ってくださる。こういったときは、本当に、やりがいを感じます。
私は、もともとは、コミュニケーションをとるのが苦手な子供でした。だからこそ、人とかかわることのできるお仕事に憧れていまいた。そのうえで、生活や家族も大切にしつつ、自分のペースでやっていければ最高。そのすべてをアロマトリートメントが実現してくれたと感じています。

森内友香さん 花里智恵子さん 藤田清美さん

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