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No.2 サロン開業 花里智恵子さん

初めは諦めていたセラピスト。夢がかなったのはスクールのおかげ

転職のきっかけは、長年勤めていた会社の体制が大きく変わったことでした。入社以来、従事してきた経理事務では責任ある仕事を任され、やりがいを感じていたものの「このままこの先も同じ仕事を定年まで続けていけるだろうか?」と問いかける自分が現れたのです。その答えは「NO」でした。「企業の中でずっとがんばってきた自分をそろそろ解放してあげたい」「もっと自分らしい、時間に拘束されない生き方にしてもいいんじゃないか」という心の奥の本音に従うことにしました。
新しいことを始めるなら、自分の好きなことに挑戦しようと心に決めていました。そんな私の脳裏に浮かんだのは「自分はオイルマッサージに随分助けられていたな」ということでした。経理は数字を追う仕事で、少しの間違いも許されません。集中力を持続させなければならず、一日が終えた頃には身も心も、もうクタクタ。疲れ切った心身を癒し、力をチャージするのには、オイルマッサージが一番だったのです。
この仕事に魅力を感じつつ、いろいろなサロンに通ううちに、セラピストとして自立し、イキイキと輝いている女性に出会い、自分もあんな生き方をしたいと憧れるようになりました。でも初めは「私がオイルマッサージをするなんて、ムリムリ…」とあきらめ半分。自分にもできるかもしれないという実感が沸いてきたのは、パルファムをはじめとする、スクールに通い始めてからでした。

アロマの基礎を学ぶことでサロンのサービスの質が向上

パルファムでは、アロマセラピスト講座を受講し、JAA認定アロマコーディネーターとNARD JAPAN認定アロマアドバイザーの資格を取り、アロマトリートメントの基礎を学びました。香りの心への作用を詳しく学べるJAA講座と、症状に対してどんな精油がいいかを詳しく学べるNARD講座の両方を学んだおかげで、心と身体、両方への精油の作用をトータルに学ぶことができ、お客様の体調や気分に合わせて、適切な精油を選べるようになったのは、とても大きな自信になりました。それだけでなく、アロマの香りはサロンに入ってきた瞬間からお客様をよい香りで出迎えてくれます。その薬理効果がストレスを抱えたお客様をいつの間にか深いリラックスへと導いてくれるという見えないパワーも発揮してくれます。
また、ボディマッサージのスクールにも通い、施術者の体に負荷をかけないマッサージの理論や技術を身に付けました。体の深い部分のコリをほぐすマッサージには大きな力が必要となり、正しいやり方を知らずにやみくもに腕の力でマッサージを続けていると施術者が身体を痛め、長く続けられないのです。
もう一つ、自分のサロンとしてこだわった部分として、お客様一人一人ときちんと向き合い、身体だけでなく疲れた心に寄り添い、ほっとできるような場にできたらという思いから、カウンセリングのスクールにも通いました。スクール卒業後、サロンで2年間働いて経験を積み、自宅を改装して、オイルマッサージサロン「Therapy Studio Hana」をオープンしました。

子育て中の方や働く人など疲れた女性たちの味方でありたい

私のサロンに通うお客様は、40代の女性が多いんです。この世代の女性って若い頃のように頑張ればなんとかなるというわけではありません。きちんと休養もとって、身体のメンテナンスもしないといけない年代ですよね。家庭も仕事も忙しいと、ほっとする場所もなく、精神的な疲れを溜めこんでいることすら気が付かなくなっているんですね。そんな方の体は、ストレスで硬くなってパンパンになっています。
疲れの元が単なる肉体的なものではありませんから、私のサロンでは心も緩めて、自分を取り戻してほしいと思っています。そのために、耳を澄ませてお客様の心身の状態を読み取って、心の内にまで働きかけながら施術をします。言葉にならない悩みを抱え、凝り固まった心もサロンで解放して頂きたいんです。ですから、単なるコリほぐしのマッサージとは違うものを提供しています。
私は、自分のことを「ボディリメイクセラピスト」という肩書で呼ぶこともあります。どういう意味かといえば、「もうひと踏ん張りできる体を取り戻すお手伝いをするセラピスト」です。この人にはこれが必要、というのを見極めて施術し、縮んでいる筋肉を伸ばします。
終わった時には、みなさん顔色がよくなり、顔も身体のラインもスッキリしています。
そして「また、頑張れそう」「リセットできた」とおっしゃっていただける。これが何よりの喜びです。

自分らしい働き方は感性の扉をも開いてくれる

以前していた経理の仕事では、こんな風に人の深いところに触れられる喜びはありませんでした。働き方を変えてみて、他にも気が付いたことがあります。例えば、季節の移り変わりに敏感になり、春の陽気や新緑を通り抜ける風、冬の匂いなど、四季折々の変化を感じ、心から楽しめるようになりました。企業人を演じていた頃は、いつの間にか人生のいろんなことを感じなくなっていたんですね。身体のいろいろな感性が閉じていたのが、今は開かれているのを実感します。
こうして心から好きだと思える仕事にしていることをとても幸せに思いますし、今の自分の方が自分らしくて好きですね。

森内友香さん 花里智恵子さん 藤田清美さん

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